舞台探訪・ヤマノススメ原作七十七合目・鍋割山
Webでは1月26日に公開されたヤマノススメ七十七合目ですが、週末に限って天候が悪かったり(でも今回も良くなかった。後で天気予報に恨み言ありますw)身体の具合を悪くしていたりで3月20日春分の日に行く事が出来ました。それから2月に雪が降ってからは雪の装備が無かったのでそれも行けない理由でした。
3月に入って身体の具合も快復して来て雪も消えて来たのを見て「そろそろかな」と考えていましたが、そこにヤマレコで山行記録を見た私に驚愕の新事実が突きつけられます(登山家には馴染みの事実ですが)。
「丹沢はヤマビルが怖い」
ヤマビルと言う生物が出るそうです。名前から何となく想像はつきますが、それが怖いほど。読めば読むほど恐ろしくなってヤマビルの活動する4月~11月を避けねばならぬと計画を焦りました。そこに週間天気予報と直前の予報が「秦野市は3/20は朝から晴れ」の予報が出たのでこの日に飛びつきました。
6:31新宿発の小田急線急行に乗った時は「朝日がまぶしいな」と思ったのに車内で一眠りして相模大野で目が覚めた時に我が目を疑います。「雨!?」
渋沢に到着しても雨です。気象庁の降水ナウキャストを見るとものの見事に神奈川県だけ雨が降っていて、でも少ししたら雨が抜けそうな予測になっています。tenki.jpの一時間予報でも9:00から晴れる予想です。と言う訳で雨がザーザー降ってる中を歩ける程の装備は無いので(晴れていたのにいきなり降って来たからそれを防ぐ、と言う程度)駅構内で8:55のバスまでに雨降りだけでも止むかどうかを様子見していました。
8:30を過ぎたらどうやら雨だけは小降りになったので8:46発のバスを目指します。臨時便に乗って9:00頃に到着した時にはtenki.jpの1時間先の予報では10時から晴れに変わっていました。
晴れを信じて登山開始です(見事に裏切られましたけど)。
9:00に大倉バス停を出発して20分程でこの国定公園の看板に到着します。
このあと地味に長い林道を一時間程歩きます。当然コイバナなどネタも話す相手もいませんので黙々と。でも行きは「晴れるかな?」と期待感が未だ少しあったので行きはそれ程長く感じませんでした。
ここからさらに25分程、例の鍋割山山荘へのボランティア水の地点に到着します。
水を放置しておいて大丈夫なのかとヤマノススメ七十七合目を読んだ時に思ったのですが「滅菌水」だそうです。へー、滅菌か、なら多少の時間放置でも大丈夫かな。
ひなたちゃんに煽られて4Lのペットボトルを担いだあおいちゃんでしたが、私は自分の非力さをよく知っているので一番軽そうなのを選びました。ご覧の状態なので、ザックにそのまま入れるのはザックの中が濡れそうですから何か袋を用意した方が良いです。
ひなたちゃんの言葉どおりにここら辺から本格的な山道です。でも後沢乗越(鍋割山稜5)までは割合すぐ到着します。その先がおそらくあおいちゃんが「傾斜どんどんキツくなる」の尾根コースとなります。距離もあり天気も悪くて最後はへこたれそうになりましたが、太陽光パネルがチラと見えた時に最後の踏ん張りが出来ました。
ザックを山荘の外に置いて(狭いので担いだまま入ってはいけないそうです。ヤマレコの山行記録で知りました)すぐさま鍋焼きうどんの注文リストに名前を書きに行きました。
ずらっと名前が書かれていましたが2分に1杯のペース位で流れ作業で出て来ますので大体30分程で自分の番になりました。
偏食の私には食べられない物が沢山入ってますが、美味しい汁で食べられる物は全部頂きました。
結局終始晴れるどころか曇り時々雨の空模様で全く展望が無かったのが残念な鍋割山でした。ヤマビルの季節になったらもう行けませんね。
詳細な山行記録はヤマレコを参照して下さい。