この素晴らしい世界に祝福を!・第9話
悪霊を除霊して屋敷を手に入れたカズマのパーティ。馬小屋暮らしをしていたカズマとアクアはもとよりめぐみんとダクネスも寝泊まりする様になったらしい。すっかり安住の地を手に入れた感があるが、相変わらずアクアは我が儘で暖炉の傍の長椅子からどけとカズマに言って来る。しかしその時に明かになったのはアクアはレベルがカンスト(RPGやってないから知らない用語だったが、カウンターが設定値上限に達してストップしたと言う意味だそうだ)してもう上がらないと言う事。即ちこの残念な知能はもう上がらないのだ。
さて、カズマが街に出てみると知った顔がある場所の前をうろうろしていた。そこで聞いてみるとこの先に素晴らしい店があると言うのだ。なんとそこはサキュバスが経営している店で、客の希望を事細かに聞いてその希望に沿った夢を見させてくれる。その代償としてサキュバスは日常生活に支障の無い程度に客から精気を貰うと言うシステム。簡単に言っちゃうとこう言う事なのだが、それをカズマに説明する三石琴乃さん声のサキュバスがイチイチ身体をくねらせるのがアレ。そしてそれによってカズマと視聴者にこれ以上無いと言う期待を抱かせる。
このすば、BD売上に勝負を打って出たな!w
それにしても代償は日常生活に支障の無い程度の精気の提供だけなら毎日毎日通う客が続出するんじゃないのか。それとも1回なら支障は無いが続けるとダウンしちゃうのかな。
但しサキュバスから一点だけ注意点が出された。今晩、深酒したりして深い睡眠に陥ると夢を見させる事が出来ないので気をつける様にと。ああ、どう見てもこれ罠フラグだ。
案の定、カズマが館に帰ってみたら宴会の準備が出来ていた。ダクネスの実家からお祝いとして霜降り蟹と酒がたんまり送られて来たのだ。さっそく蟹をほおばる面々。もの凄く旨いと言う。そしてダクネスがさらに言うには蟹ミソの入っていた甲羅に酒を注いでかんをして飲むとこれがまた逸品なのだと。酒の罠キターw
それにしても私は偏食で蟹などと言う外骨格生物など食べられないし酒は嫌いなのでどれもこれも旨そうに見えないw
カズマは悩む。当然これは罠だと。酒に手を付けないカズマを見てダクネスが家からの酒はダメなのか?と聞いてくるので昼間に沢山飲んだからと誤魔化すカズマだが、そこで寂しそうな顔を見せるダクネスにカズマの心は痛む。痛むけど、天秤にかけた結果はやっぱりサキュバスの夢。
ところが今晩は凄い夢が見られぞと思うと全然寝付けないカズマ。そこでひとっ風呂浴びて来ようと浴場へ。身体が温まって落ち着いて来ると眠気も襲って来た。風呂でも眠れたらまあ夢を見られるんじゃない?と思ったら、目が覚めた時に誰かが入って来る気配が。それはダクネスだった。カズマはこれが期待の夢かと入って来たダクネスが夢の実現だと思う。何しろ一応要望は「美人でスタイルのいいお姉さん」だったので。
夢だと思うと気が大きくなるカズマは浴槽からがばっと上がってさっそく背中を流して貰おうかと驚くダクネスに要求した。ダクネス、あんな性格だからこの状況は自分が世間知らずなせいなのかと慌てる。強要されて恥じらいながらもカズマの背中を流したダクネスだが、次のカズマの要求はタオルを使わずに洗って貰おうと言う物。その意味が何をするのかダクネスは分かったのかw
しかしここで事件は起きた。怒鳴るアクアの声。何邪魔してるんだとそのままカズマは飛び出すと、そこにはサキュバスが捕まっているのが見えた。ここでやっとカズマは事態を理解する。今のこの状況は夢じゃない。夢を見せてくれる筈だったサキュバスはアクアの結界に捕まってそこに居る。アクアは自分の結界に捕まったサキュバスを退治してくれようと息巻いている。サキュバスの件を守ろうとしてカズマはアクアとめぐみんの前に立ち塞がった。
ここでてっきりカズマはスティールのスキルでアクア達を退散させるのかと思ったら、物理的に戦おうとしてのばされてしまった。但し、その隙にサキュバスは逃げるのに成功する。
翌朝、ダクネスには昨晩はカズマがサキュバスに操られてあんな挙に及んだと理解されていたが、その方が都合がよいのでカズマはそう言う事にするものの、ダクネスの雰囲気はあのカズマも悪くないって感じだね。
などとほのぼの日常を緊急召集が破る。
移動要塞デストロイヤーが街に迫っていると言うのだ。
これだけ面白いこのすばが、次回が最終回。
残り1話だときっとオチのある移動要塞デストロイヤーだろうとは思う。