無彩限のファントム・ワールド・第13話・最終回
エニグマが晴彦の母を乗っ取って晴彦から能力を奪い、それと同時にルルが倒れたのが前回まで。いくらエニグマが操っていたとは言え実の母とちゅーして能力吸い取られてその母が意識を失ったまま阿頼耶識社の病院に入院となれば、そりゃ晴彦が普通で居られないのは当然だ。
そこに「君のお母さんの今の夫」と言う人間が出現したら動揺はさらに拡がるだろう。晴彦母が入院したと聞いて病院に来たのだろうが、その時に持参した昔晴彦が見て大事にしていた本をこの時に晴彦に渡す。
学園の部室に戻るとルルが出迎える。一応ルルは復活したんだな、あのまま動けなくなったらどうしようと思ったのだが、そのルルの様子が今迄と全く違う。いきなり礼儀正しくなっちゃったよ。とは言ってもあんな小さい身体のルルに重いお茶を運ばせるな。
そこに小糸が飛び込んで来た。どうも阿頼耶識社が何か隠しているみたいだと。そしてあの例の端末は阿頼耶識社のホストコンピュータへの接続デバイスなので今すぐ直して確認しろと言う。晴彦がそんなにすぐにと言われても出来ないよと言うが、そう言えば以前アルブレヒトが修理していたと言うのを久瑠美が思い出してアルブレヒトにやらせてみる。
あっと言う間に修理完成w
しかもあっと言う間にハッキング完了ww
阿頼耶識社のホストコンピュータには能力者達のデータがあったりした中に今回のエニグマの秘密もあった。エニグマは人工的に強化されたファントムで人間の要素も組み入れたものだと言う。何に使うんだと言う中に「兵士」とか言うのがおきまりの様に登場するが、現代の戦争って消耗品兵士って役に立つのかな。人間の要素を入れたと言う時点でバレたら(普通バレる)人道的に袋叩きだし、そもそもコスト的に見合うのだろうか。それよりも一万円程度で無人ドローン攻撃機を作れたらそれを一万機で飽和攻撃する方が比較にならない程安いんじゃなかろうか。
さらには晴彦とルルに関する情報も見つかったのだが、それを見る間もなくエニグマが阿頼耶識社に攻撃をかけて来たと言う連絡が入る。阿頼耶識社の病院には晴彦母が入院しているので、晴彦は勿論直ちにそちらへ。行ってみればエニグマが防衛ラインを破壊して阿頼耶識社に向かっている。ここからは自分だけが行くと言う晴彦に舞達はなーに言ってんのよ!と一人では行かせない。そこに丁度良く姫野先生が車で来て、みんなを乗せて病院の方へ。
しかしエニグマは先に病院の方へやって来たので能力の残っている舞と玲奈と小糸と久瑠美が戦おうとする。うまく封印したかと思ったのにそれを易々と突破するエニグマ。このままだと舞達の能力も吸い取られると言う所で姫野先生が晴彦ならやれるかもしれないと言った。あの阿頼耶識社の資料を見る前に来たが、姫野先生は大まかな事情を知っていてルルは晴彦の抑えた能力を内包しているだろうと言うのだ。だったらそれを晴彦に戻せばいいじゃない。どうやって?勿論、吸われたのと同じ方法でw
恥ずかしがってる場合じゃないよ!舞達がエニグマを抑えているうちに急いでやっちゃいなさいと、二人は幸せな(ry
能力が戻った晴彦が今迄より遙かに強力になって復活。エニグマが同じ能力を持っていると言ってもそれを上回る力で抑え込む。最後にエニグマを封じ込めた晴彦。この間、ルルの姿が見えなかったからまさか晴彦に全部戻したせいで消えちゃった?と心配したのだが、ちゃんと元のルルに戻って復活。
ルルは晴彦の双子みたいなものねと言われてたが、だとしたら晴彦は実母のみならず実姉(おねーちゃんとルルは言っていたw)と(ry
病院では晴彦母も意識を取り戻してちゃんとした親子の再会。
晴彦母の喜び方は分かるが幼い時に別れた晴彦があそこまで泣けるかな、と言う母との再会話にはいつも疑問を持つ私であった。まあ物語的には再会して泣かなくちゃならないんだけど。
と言う事で元通りと言うか晴彦はパワーアップしてファントム対策の生活に戻るのだった。
無彩限のファントム・ワールドは第1話とか序盤がアレな方向で強烈だったのでこれは逆に語るべき内容があまり無いんじゃないかと思ったが、本当に最初のアレが終わった後はそんな感じがしたものの、途中からイイ話になる様になって、最終回を迎えた今回は「終わるのが惜しい」と感じるまでになった。
ルルちゃん、良いよね。