GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり:第2クール・第7話
モルトが毒を盛られて倒れる。ただ、自衛隊の情報機関の通信の内容だと死んではいないらしい。政務を執れなくなったモルトに代わってゾルザルが皇太子の身分で執政官となる。ゾルザルの方針は一転して日本との講和を進めずに有利な状況を作り上げてから和平条約を結ぼうと言うものだった。さらには講和派の元老院議員が日本からの買収を受けていたとして軟禁する。
これに対してピニャは抗議するがゾルザルは受け入れない。そして日本の捕虜になって開放された三人、あの儀式の時にゾルザルから声をかけられた三人が将軍に取り立てられて対日戦での謀略をゾルザルに勧める。
ゴブリン達にアルヌス周辺の村を襲わせる。正規軍ではないからこちらの責任ではないとする。今の日本も周辺部島嶼に「軍」じゃない漁民みたいなのがいつ攻めて来るか分からない時代だ。さらにはその混乱に乗じて帝国の兵士が日本軍に扮して村を襲わせようと。これはバレそうな気もするが、ゾルザルはその作戦を実行しろと命じた。
ピニャは第二皇子のディアボにゾルザルを止めるのを手伝わせようとするが、ディアボはさっさと逃げ出して外つ国の力でゾルザルを止めようとしていた。しかしそれは外部勢力を帝国に招き入れるだけだとピニャは抵抗するが、ディアボは聞く耳持たずに馬車を走らせた。
帝都ではこの様な自体になっている頃、ロンデルではミモザが門の向こうの日本の話をロゥリィ達に聞いていた。その中でリリイが日本では本が一般庶民でも買える程安くて、出版文化も盛んで同人誌があると言っていたが、誰だリリイを同人誌の売ってる店に連れて行ったのは。ピニャか?w
本が値崩れすると聞いてあのアルペジオが嘆く。彼女の勉強している鉱物魔法は金がかかるのでいつも金欠で写本でなんとか食いつないでいるのだと言う。ミモザやアルペジオを交えた食事の場で50年前にロゥリィがミモザに出した問題の答えと言うのを聞くと、どうも「門」は定期的に口を開いてそこから様々な種族がこの地にやって来て今の様な各種族混淆の状態になっているのだと言う。ロゥリィとエムロイはその意味を基本的には知っていたらしい。
リリイが何を発表して導師号試験を受けるのかとミモザが聞いた時にノートPCを取り出すが、それを見て驚愕するアルペジオ。完全に妹に追いぬかれたと考えて、そうだもう結婚して家庭に入ろうとかのたまう。おいおい。
そして手っ取り早く伊丹はどうだと言い出すアルペジオに、先の賞詞で貰った称号だの金剛石だのの話を吹きこまれて完璧な男ねとアルペジオに加えてミモザも言うが、レレイは伊丹はもう独り身じゃなくて自分と三日夜の儀を終えていると言い出した。三晩一緒に過ごしたら三日夜の儀を終えたと言うのだが、あのレレイを看病した日、追撃から逃げて梨紗の部屋で寝た日、そしてあの箱根で寝た日。それ、単に同じ部屋で寝たってだけじゃないかw
魔術で抜かれ、金銭で抜かれ、男にも妹に抜かれたアルペジオがとうとう切れた。皿のスープをレレイに被せて決闘を宣言。
ロゥリィの立会のものと、街中で魔法を使った姉妹喧嘩が始まる。姉妹喧嘩と言っても魔法を使うので当たれば家だって壊れる。魔術使いの防御魔法が破れた方が負けになる。激しい戦闘の末に両者相討ちの形で防御魔法が切れるが、そこにレレイを狙った刺客が現れた。
この刺客を倒したのがグレイ。ピニャからレレイを迎える様に命令されてロンデルに来たがその途中で暗殺計画があるのを知って用心していたのだと言う。あのタイミング、伊丹の方が先に刺客に発砲していそうなものだったが、刺客情報を聞いてじっと見ていたから初動が違ったのだろう。
グレイとシャンディーは笛吹男による画策を伊丹に伝える。グレイは狙われていると分かった以上は返り討ちにと言うが、ここで伊丹の真骨頂。
「逃げよう」
レレイの導師号試験は先延ばしか?