寒くて暑くて寒かった今年(平成27年)の東京の夏(7月・8月)
東京在住のみなさんの今年の夏の感想はどうだったでしょうか。今年の東京の夏は寒くて暑くて寒かったと言うのが日々の気温の上での結論です。
まず7月上旬は、このまま行ったら平成15年以来の大冷夏になるんじゃないかと言う勢いで10日間の間に夏日に届かない日が6日間もありました。これは平成に入ってからの冷夏の中では平成15年の5日間を超え、平成米騒動が起きた平成5年の6日間に匹敵します。
ところが7月中旬から一転します。エルニーニョ現象で太平洋高気圧の力が弱かった筈なのに台風11号以降が次々と南の暖かい空気を運んで来て一転して猛暑の様相を呈します。特に7/19の梅雨明け以降は夏コミ三日目の8/16が終わるまでずっと真夏日を記録しつづけ、特に7/31~8/7は連続8日間も猛暑日が続きました。これはここ10年以上の間に無かった事です。
しかし夏コミが終わるや一転して天候が不順になりはじめ、8/23を最後の真夏日にして8月下旬は6日間も夏日にすらならない日となりました。
この結果、印象としては表題の通りの夏になったのですが、数字上では奇妙な夏になります。
7・8月の62日間の猛暑日日数は近年(直近12年間)では一昨年と並んで過去最高の11日間。
7・8月の62日間の真夏率(真夏日だった日数比率)は近年では平年並みの62.9%。
7・8月の62日間の非夏日日数(夏日に届かなかった日数)は近年ではダントツの12日間。
ちなみに次に多いのは昨年、平成19年、平成18年の5日間。
大冷夏だった平成15年は21日間、平成5年は22日間なので流石に大冷夏の年はさらに桁違い。
どこが印象に残っているかで今年の東京の夏の印象が変わるかと思います。