GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり・第8話
ピニャ「GATEをくぐり抜けると、そこは摩天楼だった」
異世界に摩天楼と言う言葉があるかどうかは別にしてピニャが感じたのはそう言う意味。でも銀座通に建っているビル程度で摩天楼なのか?と現代人の感覚では思うかもしれないが、この表現は正鵠を射ていると思う。
何しろ摩天楼と言えばニューヨークを連想する我々現代人だが(最近はそれより高いビルが世界中に建っているけど)、そのニューヨークの摩天楼のハシリはフラットアイアンビルで、これは22階建てで今の感覚から言うと摩天楼ではないが、当時の人々から見たらそうだったのだ。だから異世界から来たピニャ達が銀座のビルを見て摩天楼と感じるのは至極当然の事だ。
国会に行く前にテュカの正装を用意し、腹ごしらえに牛丼屋へ。何故牛丼屋?と思ったら当面は出張扱いで食費は一食500円しか出ないらしい。それはちょっと酷いんじゃ。もっともピニャとボーゼスは生の卵を食べるなど恐ろしいと感じたのに、食べてみたら牛丼をいたく気に入ったらしい。いづれ異世界で「目黒の牛丼」みたいな話になるかもしれなぬ。
それにしても無理に卵をかけなくてもいいのに。私は卵を食べないからかけないよ。もっとも、こちらの世界でも生卵を食べても大丈夫なのは日本ぐらいだと聞いた事がある。
そして一行は国会議事堂へ。
ピニャはお忍びで来てるので国会の参考人招致には行かず、別室で首相補佐官と外務省の役人に会っていた。日本国は先の戦いで捕虜になった6000人の名簿を用意しており、身代金などは要らないのでその代わり捕虜を返還した際は配慮が欲しいと言う。ピニャにとっても元老院議員の一族を先に返還して日本国との和平への味方につけたい気持ちは一致していた。
国会では野党かどうかは知らないが、とにかく自衛隊を心良く思っていない党の幸原議員から質問が出される。
先ず伊丹には民間人に150人もの犠牲が出たのはどう思うかと。伊丹はあっさり相手が強いからだと。だからもっと強力な武器をよこせと言う。レールガンみたいなのを。そこはメーサー殺獣光線車と言えw
幸原はレレイに何か不自由はないかと問う。自衛隊による待遇を非難しようとのハラだろうが、レレイからは人は生まれながらにして自由ではないとの答えを受けてしまった。
テュカからも思った様な言葉を引き出せなかった幸原。但しエルフの耳の場面は幸原の後ろの議員達もみんなこぞって携帯で写真を撮っていたのにはワロタw
幸原はロゥリィが黒い服を着ているのを見て仲間が殺されての喪服だろうと勝手に解釈。自衛隊が自分達の身は守ったのに現地の人間には犠牲を出したのだろうと聞くと、このバカ娘は何を言っているのかと言う感じで、炎竜相手に1/4の犠牲者を出したのではなく3/4も守ったのだと嘲笑った答えをする。怒った幸原がこの国では年長者に敬意ある言葉を使うものだと言い出すので、そろそろブチ切れそうになったロゥリィを伊丹が制してロゥリィはこの場の最年長で961歳だと言うのを教える。
おい、実況民、ここは一斉に「ロリババア!」とツッコむ所だぞw
最近の若者は分かってないな(をい
こんな感じで参考人招致は終了。その後の移動で駒門の協力で護衛をまいて地下鉄丸ノ内線に乗ったものの、あのロゥリィが地下はハーディの領域だとパニクる。仕方ないので一つ手前の駅で降りたら丸ノ内線が抑止。どうも伊丹達を何とかしようと言う連中が動いているらしい。その一味がロゥリィの鎌を奪おうとしたが、それ常人が持てる重さじゃないから。おかげで駒門まで腰を痛めてしまった。
追手を避け、とあるアパートへ。ガス水道が止められたその家は伊丹の元嫁の家だった。
伊丹、嫁がいたんかい!しかもオタクの!w