GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり・第9話
伊丹の元嫁の所で一晩過ごす異世界からの御一行。とは言ってもあれだけの人数が入れるとは結構でかい部屋だ。大量の本などに圧倒されるピニャとボーゼスだが、その中でも今迄に見た事もない薄い本に驚愕する。
まあ薄いてだけならこの世にそう言う本は沢山あるんだけどね。例えば山川出版社の世界史リブレットなんて薄いよ。薄い本が大量にある時に異様な光景になるんだよね。ともかくピニャとボーゼスは薄い本にいたく感銘を受ける。
翌日は軍資金を手に買い物に繰り出す。テュカ達は原宿で服をショッピング。やっぱり原宿なのか?神官の正装以外に興味ないわと言っていたくせに、ロゥリィも目を輝かせて服を選んでいた。
一方、ピニャとボーゼスはこの世界の文化を知りたいと図書館へ。でも普通の図書館にBL本は無かった。伊丹、気づいていたのなら池袋の乙女ロードを勧めれば良かったじゃないか。まあしかし富田じゃ案内が難しかったかもしれないが。
新宿で合流して防衛大臣嘉納太郎が手配した自衛隊特殊作戦群に護られた箱根の旅館へ。伊丹、防衛大臣にも知己があったんだな。
嘉納は防衛省の統幕中央オペレーション室で伊丹達の旅館の防衛体制を見つめる。その時に作戦室長の竜崎一等陸佐から伊丹が特殊作戦群に居た時の話を聞いたが、単なる世間話なのかと思ったものの、伊丹の特技が「危険や嫌なものから逃げるのはピカイチ、本気になった伊丹を聞いた捕まえられるのは誰もいない」ってのはこの後の展開で使われるのか。
自衛隊の特殊作戦群は優秀で、山海楼閣に迫る正体不明の部隊を次々に片付けていく。これなら伊丹御一行も安心して露天風呂とかに入ってられるな。ロゥリィなんて見張りの兵の視線を認知しちゃったけど。
それにしても特殊作戦群のコードネームと作戦名は嘉納の趣味ですか?w
オペレーターがアーチャーって呼んだ時は遠くから狙撃するからそう言う命名なのかなと思ったらランサーはいるし、そもそも彼らをサーヴァントって呼ぶし。
次々とやられながらも敵の侵入部隊は諦めない。嘉納はこれはおかしいと考え始める。そこで敵の正体を探れと命令を出したところ敵は黒人と白人と報告が入り、これはまずいと直ちに首相官邸へ連絡を取ろうとした。
しかし時既に遅し。米国のディレル大統領から本位慎三総理にホットラインが入っていた。ディレル大統領から本位総理に贈られたのは閣僚の不祥事情報の分厚い資料。友人としてこの情報を贈ったんだよと言うのは「だからこちらの要求を飲め」と言うもの。米国は特地賓客を自国に招きたかった。そこで引き渡しをしなくてもいいから山海楼閣の防衛を解けと言うのだ。ここで本位総理が精一杯の抵抗をする。部隊は引く。後のことはこちらは責任を持たない。
つまり、伊丹達が勝手に逃げた場合は日本政府は責任を取らないと言う事だ。
なるほど本気になって逃げる伊丹は誰も捕まえられないと言うのが発揮されるのか。
その後に繋がった嘉納との電話で本位は作戦の終了を命令する。そして「日本を頼んだ」と。
日本を頼んだって、そうか自分が政権を投げ出してスキャンダルをご破産にするから後を頼むって事か。
一方、山海楼閣では酔っ払って伊丹達を引っ張っていったロゥリィと栗林によってしたたかに酒を飲まされてみんな酔いつぶれてしまっていた。ただロゥリィはひとり起きていた。それもその筈、周囲で撃ち合いが行われて死人が出ていたのだからロゥリィはもう我慢出来ない状態だったのだ。
この火照りを静めてくれと伊丹に迫るロゥリィ。幼い少女と事に及べないなどとロゥリィの年齢を錯誤してしまっている伊丹だったが、この場面は迫る米国の部隊の気配を察知したロゥリィがそっちへの攻撃で寸止めになるんだろうなw