乱歩奇譚 Game of Laplace・第7話
パノラマ島綺譚をベースにした話。元のパノラマ島綺譚は、もう忘れちゃったのでWikipediaで確認したのだがw、ある資産家と大学時代に双生児とまで言われた男がその資産家が死んだのを利用して生き返ったと思わせて財産をごっそり奪い、自分の理想とするパノラマ島を作ると言う話。
こちらはご時世に合わせてブラック企業の社長が社員を奴隷化して儲けた金で、理想郷のパノラマ島を建設したものの、その建設途上で巨大マネキンの下敷きとなってアートプロデューサーともども死んだと言う事件。
それだけならアケチは動かなかったかもしれないが、カガミの後既に二十面相が先月は10人、今月に入ってから3人出現して、それを血眼で解決していたところに今月4人目の二十面相がご丁寧に予告状を出してパノラマ島建設の二人を殺したものだからさっそく動き出す。
場所は元の作品と同様に三重県の志摩半島付近の離島。コバヤシとハシバはテスト期間中と言う事もあって置いてけぼりだったが、島にわたって自動販売機が無くて缶コーヒーが手に入らないと言うのが後からキーになった。それにしてもアケチは缶コーヒーなら銘柄を選ばないのかな。単に自動販売機だけ求めていたけど。それに建設途上のパノラマ島と言っても船の桟橋は結構古そうだったし、建設現場の人達も居るのだから自動販売機か売店があってもおかしくないんだけどね。
密室での出来事を解決しないとならないアケチだが、状況を見て他殺だと決める。ナカムラは事故死も考えたが、予告状が来ているんじゃそれは無い。
あまり状況証拠が提示されないので推理もへったくれも無いのだが、そこにヘリが飛んで来たと言う連絡が入った。ハシバ財閥を動かしてコバヤシとハシバがやって来たのだが、その様子を怒らないで見つめていたアケチ、ああ、そうなのか、こいつらに缶コーヒーを運ばせたのかw