響け!ユーフォニアム・第13話・最終回
府大会の日、久美子が第1話以来のポニテに。久美子は北宇治高校を受ける時に他に知り合いがいなさそうな学校を選んだ様な事を言っていたと思うが、だから髪型も変えたのかと思った。でも大会となるとやっぱりポニテにするのか。ここの心境の動きはどんなものなんだろう。但し、今となっては中川先輩とキャラ被るのでポニテのままって訳には行くまいがw
出かける時に最後に姉の麻美子との遭遇があったが、あれ以上は無いんだな。背中でドアがパタンと閉まる以上の心理描写は。
学校へはみんな早くから到着している。小笠原がもう音出ししてるよと言う程早くに。荷物の出発が7時と言う話なのであの時刻は6時台と言う事になるか。
全員が揃ったところで小笠原からの話。この、みんなを集めた場面での小笠原の喋り方がいかにも普通の高校生が集団の前で声をはりあげている感じが出ていて早見さんうまいなと思った。小笠原が言うには控え組からみんなへのお守りのプレゼントがあると言う。しかも個々人に合わせたイニシャル入り。今日の冒頭で思ったが、大会出場組は冬服なんだね。そして控え組は夏服。
本番当日も松本先生からの厳しい指導。気合いで負けたら承知しないぞ、(でも)浮かれすぎはダメだ!
会場の京都コンサートホールに到着。楽屋裏では音出し禁止。沢山の学校が集まっているからね。隣には立華が居る。流石に多いねと言う声が聞こえるが、でも大会に出られる人数の上限ってあるんでしょ?
順番が近づいてチューニングの出来る控え室へ。ここで最後のチューニング。緊張がますます高まっている。チューニング場面ではペットボトルの中の水が揺れる細かい描写も。これが場の緊張感も表していると思う。
チューニングを終えて滝先生からの言葉。最初は特に言う事はないとか言いながら、生徒達の気持ちをたぎらせて行く。最初の頃、あなた達の目標は何ですか?と問われてだんまりだった北宇治高校吹奏楽部の生徒が今や全国大会へ行くんだと言う気持ちに持って行っている。麗奈が滝先生は凄い人なんだと言う場面が以前の話であったが、麗奈の認識はこれも含めてだろうか。指導者にして指揮者は音感などの才能の他に、楽曲をどう仕上げるか、そしてこの様に団員をどれだけやる気にさせるか、そこまで含めた力が求められる。この滝先生はそこまでの力がある。
いよいよ出番が迫って舞台袖へ。かすかに舞台から聞こえるのはリムスキー・コルサコフのシェエラザード。これ、EDのクレジットにもちゃんと入っていた。緊張する久美子に秀一が「大丈夫だ、あんなに練習したんだから」と。ちょっと反発する久美子だが、最後には秀一に腕を差し伸ばす。ちょっとづつだが秀一との距離が縮んでいる感がある。
ステージあがって観客席を見ながらあすかが何だかしんみりしていてこれでこの夏が終わっちゃうんだねと呟く。当然久美子はここで終わらないで全国大会を目指すんだと言葉を返すが、あすかはこの時点では関西大会へ行ける見込みを持っていなかったのか、あるいは流石のあすかも弱気だったのか。自分だけの力でどうにかなるもんじゃないからね。
こうして北宇治高校吹奏楽部の演奏が開始。課題曲4番に続いて「三日月の舞」。楽屋の方では葉月と中川が演奏の出来具合をハラハラして聴いていた。客席からじゃないんだな。低音部の部分も綺麗に行って、そしてあのトランペットのソロ部分。中世古の表情が麗奈に任せて良かったと言う雰囲気がある。
中学の時と違って本気で全国に行きたいと願った久美子の表情は、あの第1話で結果を待つ時のそれとは全然違う。そして結果が張り出され、北宇治高校は金賞。だが今の久美子はあの時の久美子とは違う。金賞だ良かったでは済まないのだ。この中から関西地区大会へ行く学校は・・・
この先に言葉は入らない。でも描写される表情から結果は分かる。一番決定的なのはあの鬼の松本先生が泣いている場面。
こうして二期へ続くのです。
続くよね?w
響け!ユーフォニアム、とても良かった。あくまでも私の感想だが、話の大筋を追ってみると原作は並のラノベの様な気がするのだが、京アニの演出がこれをここまでの作品にしたんじゃないだろうか。原作見てないでこう言ってしまうのは失礼なのだが。その一方で聞いた話では久美子と麗奈の百合百合な部分は原作には無く、この点については私もそこは余計だった気がする。この辺りは人それぞれだとは思う。