ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか・第13話・最終回
いきなり出現した階層主。階層主ってずば抜けて強力なのか?そもそも第18階層ってモンスターが居ないから安全地帯だったんじゃと思ったが、前回だかモンスターにとっても楽園なんですねみたいな事も言っていたし、ちょっとその辺りのバランスが分からない。ともかく危機ですよベル君。それに今迄おかしな動きをしていたヘルメスもこんな話は聞いていないぞと驚くのでこの階層主の出現はあまりにイレギュラーなのかもしれない。
階層主に煽動されて小物のモンスターも暴れ始める。それに巻き込まれる冒険者達。助けなくちゃ!と動こうとするベルだが、このパーティーでそれを行うつもりかと問うリュー。確かにこの程度の力であの階層主に相手出来るとは思えない。それでも行くと言うベルに他のりり達も同じ気持ちで、リューはあなたはリーダー失格だと言いつつ、だが間違っては居ないと。
嘗てベルをはめた冒険者すら助けて、リリはお人好しのうちのボスに感謝しなさいと言う。勿論ベル一行だけで何とかなる訳ではない。階層主が暴れ始めては他のみんなにとっても傍観する訳には行かない。既に退路は絶たれていた。リヴェイラの街の人々は団結して階層主と戦う決意をした。
総動員で階層主に攻撃をかけ、少しでも動きを鈍らせ、その間に魔法使いたちが詠唱をして巨大なのをお見舞いしようと言うものだ。武器が壊れても武器商人が無償で次々と代わりを差し出す。まさに総力をあげての戦い。
そして遂に詠唱は完成し、巨大な一撃を階層主へ。
ばかな、効いてないだと?などと言う事はなかったのだが、少しはやられても階層主は自己再生を始めてしまった。
確かにこの詠唱で階層主がやられてしまってはベル君の出番が無いからね。しかしここからは先の見えない戦いが続くことになる。その中でもやはりリューとアスフィの力は凄い。ベルも戦うが危ないところであのベル一行を囮にしてしまった桜花が今度は身体をはってベルを護る。とは言ってもただでは済まず、息はあるがベルも桜花も倒れたまま。
ヴォルフがあの魔剣を落としたのを、この戦いで使わない訳には行かないと探しに。この辺りの描写がよく分からなくて、ヘスティアが千草に託された時にチラと見えたのがあの落ちた魔剣が拾われたものなのかなと思った。でもその後ヴォルフが何かをふるって階層主と戦い、その剣が結局は折れちゃうんだよね。あの関係はどうだったのかな。
そして遂にベルの出番。このベルが持つ剣が魔剣なんじゃないかなと思ったのだが、そうなのかそうでないのかイマイチ不明。ともかく「英雄の一撃」で階層主が真っ二つに切られる。それでも未だ階層主は倒されていない。最後はあのヘスティアナイフでとどめを。
この壮挙の全員が沸く。もうこの場面を見た人達はベルの事をリトルルキーとか言ってんじゃねえとか見くびる事はあるまい。それ以上に興奮していたのがヘルメス。見届けたぞ!しかと見届けたぞゼウス!素質が無いなんて事はない、あなたの孫は置き土産は本物だ!
は?ゼウスの孫?
北欧神ヴォータン→ジークムント→ジークフリートのジークフリートの位置?
とまれヘスティア達は地上に戻ってまた元の世界へ。ヘスティア様とベル君の物語はこの後も続く。
ダンまち、面白かった。第1話を見た時は紐神様以外は話にはインパクトがイマイチなかったが、かと言ってストーリーがダメと言う事もなかったと序盤で既に思った。確かに全体の流れに奥深い複雑さは見えないが、一話づつ綺麗に出来てるし、最終回は説明がちょっと足りない気がしたが、この先も見続けたい作品だった。