甘城ブリリアントパーク・第3話
支配人の服を纏った西也。何を着てもきまるとかナルシストな事を言っているが、モッフルとの対立はそのまま。臨時休業にして掃除日にした事を怒って殴りかかって来た。一度も予告無しの休園をした事が無いのにこんな事をしたら今迄築き上げて来た信頼はどうするんだと。まあそれも一理ある。一日遅らせても良かったんじゃとも思うが、期日迄僅かしかないうちの一日が大事とも言える。
二人の激しい闘争はいすずのマスケット銃で中断。モッフルは西也に乗せられて何も知らずにやって着て入口でがっかりしているお客さんへのエンターテイメントに向かった。
しかしそこに居たのは悪ガキとモンペア。東京デステニーランドに行く筈だったのにこんな所にきたと思ったら、休園かよと、モッフルを殴る殴る。母が止めたが止めた理由がそんな汚い物に触るなと言う理由。さらにはヤクザな父親登場。ついにキレたモッフルが一撃を食らわせて父親を倒した。さらに母子に迫ろうとするモッフルに西也がケリを入れる。
結局あの親子はいすずが忘却の弾を撃つことで大事には至らないようにしたが、聞いたところでは一ヶ月に一回位こんな事があるのだと言う。悪びれないモッフルに対して西也は解雇こそしなかったが次回は無いぞと宣言した。それにしてもあのヤクザを一撃で倒すモッフルとやりあえる西也も凄腕だな。
今後の方針にすての緊急部長会議。西也はまず3つの重点施策を行うと宣言した。ひとつは営業時間の延長。ぶーたれる部長たちだが、お前らそんな立場じゃないだろう。但しナイター営業出来る照明設備が無いので当面は夜7時迄。その後に9時迄。5、6、7月なら7時迄は何とかなる、東京でも。次に休業日無し。やはりぶーたれる部長たち。魔法の国の住人の体力は分からないが、人間と同じなら三ヶ月間休み無しは辛いね。ただ、目標を達成できないと生存の機器ともあれば仕方あるまい。三ヶ月限定で。
最後が完全無料。経理からそれではやって行けないと注文がつく。エンタテイナーの方からも自分たちの芸は価値が無いと言うのかと文句が出て、妥協して30円になった。開園三十周年の意味も込めて。ところで8/1までに達成する目標は売上でなく、あくまでも人数なんだね。
次に西也が打った手は宣伝。ラティファ・いすず・四要請があられもない水着姿になって30円を連呼。
しかしリズムが無くて単に30円って言ってるのはしょぼいな。そこは編集のトリケンの腕の見せ所。ただ、やっぱりモッフルが殴りこんできた。ラティファにあんな事をやらせるなんて!恥ずかしい格好をさせたのもさることながら、ラティファは身体に事情があって空中庭園から外には出すなと言うのだ。これって後から何かに影響ありそうだね。
こうして打ったテコ入れだが、まあすぐには効果は出ない。今日もいつも並みの100人台。水着動画も再生数が500に届いていない。ところがある日いきなりドンと伸びる。いすずが想定外の事が起きたと西也に知らせた事には、モッフルがヤクザ親子を倒す動画が流出した影響だった。これが20万を超える再生数を獲得し、それからのリンクで水着動画も8000台になった。どうよと、ドヤ顔で西也に迫るモッフルだが、実はこれは西也が仕組んだ炎上商法。トリケンに撮らせた動画をわざと流出させ、反発する人も出るが良くやったと思う人も出す。そうして知名度を上げる。西也は言う。1000人の来客より1001人の来客を狙うのだと。これで少しは成果が出て、来客数がいつもより増えて200人台に到達した。増えて、200人台なんだけどね。
その後のモッフル主催の決起集会。でもいすずを加えてもいつもの4人しか居ない。決起ってどう言う方向の決起だったんだろう。西也に対して反抗する決起だったのだろうか。しかしそんな事を言ってられない事態が起きた。ラティファに異変が起きたのだ。