暁のヨナ・第1話
花ゆめ原作アニメと言うのは知っていたが、OPを見たら予想したよりも腐女子アニメっぽさが出ていた。
高華王国の皇女ヨナが幼い頃から想いを寄せていた従兄のスウォンが実は16歳の誕生日の日に父王を殺され、自分までが殺されそうになったと言う第1話。あっさり言っちゃうとそう言う内容で始まる。
ナズェダ、と言いたいかもしれないが、これって王位簒奪劇と理解した場合は普通にありそうでw、謎と言う感じはその面で見ちゃうとあまり感じない。
いつも喧嘩する相手のハクが本当にヨナを守ってくれるヤツで、今迄ずっと優しかった人が豹変するなんてのもよくある物語じゃないだろうか。
物語に意外性が無い一方で、ヨナをとりまく設定が理解しがたい。ヨナは現国王イルのたった一人の娘なので、ヨナの結婚相手が時期国王になり、だからその相手は自分が決めると言うこの主張は分かる。なのにスウォンがダメでハクはありそうなんてのは何なんだ。ヨナが思いつく結婚相手がハクしかないとかどうなんだ此の国は。スウォンはイルの実兄の子なら完全に王族であって、表向きなのかもしれないがヨナの結婚相手としては国王になった場合に嘗て妻、つまり王妃が殺された様に身の危険が及ぶからダメとか、そんなの理由にならないだろう。王族なんだから。その一方でハクは単なる護衛官。こんなヤツ身分上全く相手にならない。他の有力貴族とか、他国の王族とか、そう言う候補が日頃から居てしかるべき筈なのに。この点が全く納得出来ない。世界観がおかしい。
スウォンが画策したにしても宮殿内に衛兵が少なすぎるし、スウォンが父王を殺す→ヨナはハクと逃亡せざるを得ない、と言うスジを作る為に無理している感じがありすぎる。
そんな訳で第1話としての掴みも残念だったから、次回以降見ないと思う。