六畳間の侵略者!?・第10話
キリハからの依頼でハルカゼマンとキッショウレディのヒーローショーを手伝って欲しいとの事。ハルカゼマンとキッショウレディはご当地ヒーローで、町内の青年部から手伝って欲しいと言うのだ。孝太郎は舞台経験あるし。まあ文化祭で一回やっただけなんだが、一番大事なのは子供たちを喜ばせたいと言う意気込みだそうだ。
とは言ってもたった三日後。尻込みする孝太郎だったが、ティアが乗り気。これでまた孝太郎と練習出来ると言う下心があるのかもしれないが、次の青騎士の舞台の練習にもなるし。そんな訳で一も二もなく巻き込まれる孝太郎。もっとも、晴海も出ると聞いて二つ返事で引き受けたのだが。それにしてもキリハはどれだけご町内に溶け込んでいるんだと思ったのだが、これはこれで後で理由が分かる。
と言う事で当日の春風幼稚園でのヒーローショー。なんだか司会の声が能登さんだなと思ったら、やっぱりルースがやってた。ここまでころな荘のメンバーが動員されているのか。
孝太郎達は悪役地底帝国の一味。デビル姫のティアがハルカゼマンをやっつけたとまずは宣言。悪魔男爵孝太郎が客席に居る晴海を拉致。それに対してやはり客席に居た松平が抵抗を試みる。俺の彼女を返せ!と。彼女にカチンと来た孝太郎が松平を激しくぶっ飛ばす。そしてこの可愛い娘は俺が貰うと。可愛い娘で喜んじゃう晴海w
そして愛馬「漆黒王」を呼ぶ。
相変わらずゆりか酷い目に遭うなw
漆黒王で結婚式へと言う孝太郎にさらに喜ぶ晴海。園児がそれを目ざとく見つけるのだが、片方の子は「女は悪い男に惹かれる」とか、世の中知りすぎ。
しかしここで登場する筈のハルカゼマンが出てこない。このままではステージが持たない。困った所へ正義の声が。登場したのはアバンで地底人の侵攻を探知したと博士に言われて出撃したサンレンジャーだったのだが・・・5人ともレッドシャイン。全員がレッドでしかも5人揃って3レンジャーとか、もうね、突っ込みどころ満載。設定の甘さに怒った悪魔男爵孝太郎にサンレンジャーは退場させられる。
そして漸くハルカゼマンとキッショウレディが登場。こうしてステージは無事に終わった。どうもキッショウレディのコスチュームがほつれていたので登場が遅れたのだそうだ。舞台裏では今日は親が仕事で来られなかった園児をキリハが面倒を見ていて、一緒に帰ってやる事に。そんなキリハの姿を見て、いつからキリハは商店街の人達と付き合うようになったのかと思う孝太郎。
帰りに商店街を通ると、巫女姿の人達が商店街の人達と一緒に掃除中。どうやらキリハの仲間らしい。それを見て早苗がこれはキリハの仲間が侵略行為をしているんじゃないかと言う。ただ、どうやってなのかは分からない。
実はこれは地底人の地上侵略計画の一つのプランA。地域の住民を懐柔すると言うもので、侵略計画の進捗確認連絡をして来た族長、キリハの父に順調だと回答していた。しかしながら106号室を確保すると言うプランBは遅れている。族長は計画が進まないと急進派が武力侵略する可能性があるという。その中でもシジマ=タユマが。ああ、名前があがったので、きっと出てきますな。今回の問題はこいつが起こしそう。通信の最後に父はキリハに帰国して婿をとれと言う。婿取りで支持基盤も固まるので。キリハはそれを未だと断るが、でももう婿取りの話が出るくらいの年齢なんだね。
ある日の下校時、キリハが商店街で買い物をしているのを孝太郎は見かける。ルースがティアに付き合っているから一人で買い物だそうで、だったら俺が荷物持ちするよと孝太郎が付き合う。一緒に歩いてみるとキリハは商店街ですっかり顔を覚えられていた。まあ、一応これがプランAだからねえ。でも孝太郎はそうは思わなかったらしい。早苗があれは地底人の侵略計画の一環だと言ったのに、そうは考えずにこれがキリハの本質なんじゃないのかと。最初に会った時から侵略に来たと言うキリハの言葉とキリハの雰囲気とに違和感があったが、今のキリハが本来のキリハなんじゃないかと。
プランAを行っている筈のキリハは、立場上の対立相手の孝太郎からこう言われてしまってキリハは二人で行きたい場所があると言った。次の休みに一緒に行きたいと。
と言う事で、その日。色々身支度をして二人で出かける孝太郎とキリハ。
それを見送った早苗・ゆりか・ティア・ルース・静香。一応出かける時は普通のふりしていってらっしゃいと言うが、出るやいなやなんだあれはと。
そんな訳で、二人のデートっぽいのを追跡する4人であった。
でも単なるデートで終わりそうにない。
あの名前の挙げられたシジマ=タユマが迫っているらしい。例のサンレンジャーが今度こそ地底人の侵略だと出動したのだから。