ハナヤマタ・第6話
なるパパがなるの様子を心配している。最近娘の様子がおかしい。おかしいと言うか、以前とは違う。明るい感じになったのはいいが、いつもスマホを見てにこにこしているし、挙句の果てにはラブレターを書いている雰囲気がある。これは一大事。
ここまでの話を見ている視聴者はなるの変化の理由は分かるものの、あのラブレターらしきものは何なんだと思う。答えはOPの後。よさこい部のシンボルのデザインを描いて封筒に入れていたらしい。紛らわしい。
一斉に見せ合いっこしたのだが、なるのはまだしも、ハナと多美のは酷いw
ダメ出ししたヤヤだったが、忙しくてそんなの考えている暇なんかなかったわよとか言いつつ、やっぱりデザインして来た紙を落とす。そして見られて恥じらうとか、定番のツンデレさん。
改めてコンセプトから考えてみる事になったが、家に戻ったなるはなかなか思いつかない。そこにやって来たなるパパに踊っている所を見られそうになって慌てて鳴子をしまう。そして追い出そうとするのだが、なるパパ、ちょっと悲しいぞ。その時になるパパに最近の自分はどうなのかと聞いてみたら、女の子らしくなって笑顔が華やかになったかなと。これがヒントになったなる。ハナやかなコンセプトでシンボルを考える事にした。
その成果がこれです。
劇的に良くなったね。
シンボルは決まったものの、よさこい祭りに向けてやることは未だ沢山ある。特にいきなり本番と言うのはかなり大変。それを見越してハナはこんな事もあろうかと用意してあるものがあった。東中百貨店の20周年祭りのステージ参加。
サリーちゃん先生の所に校外活動の許可を貰いに行ったが、サリーちゃん先生はにべもなく却下。平塚のよさこい祭り見学は単なる見学だったが、これはイベント参加になり、そんな簡単に認められないと。
本当にやる気があるんだと食い下がるなるを見て、仕方ないから条件を満たしたら学年主任に掛けあってみようと言う。その条件とは、一ヶ月後のイベント前にちゃんとよさこいを作って先生に見せる事、そして学力テストで全員平均80点を取る事。中学の学力テストなのだが、全員でしかも平均で80点と言うのはなかなかハードルが高そう。
案の定、多美とヤヤは問題無いとしても、なるとハナが今までの成績では難しい。まあハナは日本語を追求するテストでの高得点はハードル高いよね。
なんだかんだ言ってハナとなるの勉強を見てくれるヤヤ。ハナにとって古文が難しいと言うが、中学国語の古文なら助詞と助動詞と活用形を暗記すれば劇的に成績が上がる筈。助詞・助動詞・活用形なんて数に限りがあるから暗記も大して難しくない。これだけで古文が苦手な中学生は世界ががらっと変わるからやってみるといい。中学生、読んでる?w
学力テストのクリアが難しいのなら学校の部活じゃなくて個人として参加したら?と言うヤヤにハナはどうしてもよさこい部としての参加じゃなきゃダメだと。そうでないと今までの事を否定してしまう様で。それにみんなが賛同して学力テストのクリアを目指す事になった。
その結果、多美の平均点は94点、ヤヤの平均点は92点、なるの平均点は81点、ところがハナの平均点は数学100点、理科93点、英語61点、社会58点、国語48点で、72点。
これってひょっとしたら「全員平均80点を取る→全員の平均で80点を取る」に読み替えてクリアかなと思ったが(全員平均なら84.75点)w、ダメもとでサリーちゃん先生の所へ行ってみる。サリーちゃん先生、まさか一人だけ脱落するとは思っていなかったが、ここは約束を翻さずにやはりダメと。
東中百貨店のイベントまで、期末テストでの巻き返しに頑張るハナと、よさこいの完成目指して頑張るなると多美。そしてヤヤは元々やっていたバンドのオーディションに参加していた。でもバンドの他のメンバーが会場の緊張感にすっかり呑まれた感じ。
そんな時、ヤヤが教室で鳴子を鳴らしているのを見つけたクラスメイトが聞きつけて、よさこいやってるのを見てみたいと集まって来た。未だ出来てないよ~と尻込みするなるだったが、集まった生徒達が残念そうな顔をしたのを見て、ハナはやろうと。
こうして初披露されるよさこい部のよさこい。
未完成だけど熱い支持を得て、同じ様にそれを見ていたサリーちゃん先生はよさこい部の本気を見て東中百貨店のイベント参加を学年主任に掛け合う事を請け負った。
こうしてさらに前進したよさこい部なのだが、一方でヤヤの参加していたバンドは予選落ち。すっかり落胆しているメンバーを見るとこれは解散しちゃうかもね。
でも、行き場が無くなったからと言う理由でのヤヤの逃げ場所の様な参加はあまり楽しい展開じゃないので、それはそれとしたヤヤの本気度を見せて欲しい。
ところで学力テスト終わった時点で夏服になりましたね。