龍ヶ嬢七々々の埋蔵金・第10話
七々々から自販機やら鍵やらのヒントを貰って遺跡の場所を探索する冒険部。鍵は重護が嘗ての祭の時に習得したと思われるピッキングなどの技で警備員室から入手し、自販機に書かれた記号から鍵を挿す場所も発見。でもあの文字列からどうやってあの場所に辿り着くんだ。自販機に書かれた文字列が次の自販機の場所を指し示していて・・・と言うパターンだと、全台の自販機を辿る必要はなく、うまく行ったら一撃で辿り着ける。何しろ七々々のヒントは「自販機」だけで、「スタートの自販機」ではないから。
日中は一目が有りすぎるので、夜に出直し。一旦貢納品のプリンを買って部屋に戻った重護だが、七々々が居ない。七々々は隠れて脅かそうとしただけだったのだが、重護の方は七々々が居なくなってしまう事を恐れている感じでかなり焦っていた。そして相変わらず七々々が今回の件を聞いても重護は答えず。
夜に再び集合して遺跡の中へ。外でダルクと徒然が見張る事になるのだが、結局役に立たなかったなあ。
通路を歩いて行くと途中の壁が奇妙な形をしていて、辿り着いた扉の上には十三星座。最近Twitterで13星座占いがバズっていたので、その時に初めて知った。でも以前からあるんだね、そう言うのも。扉を開けたら例によってカラクリが動いて今度は通路が網目状になって、最下層に宝箱があるパターン。当然予想されるのは不用意に不正解な通路を通ると何かあると言う事だが、重護はそんなのをお構いなしに突っ込んで行く。今回の仕掛けはシャレにならない危険度で、不正解の通路では下から槍が飛び出る。それ、普通に串刺しになって死ぬる。
重護だからなんとかかわせたが、天災は簡単に正解通路を割り出した。途中の通路にあった壁は黄金比を使って作られていた。そして入口の13星座。これによってフィボナッチ数を使う事は明白であると。うーん、そんなにいきなりフィボナッチ数に行くものか。と言う事で、13星座を順番に1,1,2,3,5,8,13と辿れば良いらしい。でもあんなに深いのにたったそれだけの数で間に合うのか。これが見ていてすぐに浮かんだ疑問だった。
ところが順調に降り始めたと思ったところ、重護が下から見上げたものだから、H、覗かないで!なんて事になって、その影響で天災がバランスを崩す。下手に落下したら串刺しの所を何とか重護が救う。そしてお姫様だっこのまま天災の指示にも従わずに強引にゴール。
なんだか重護を意識しちゃう天災。
だめだよ、天災ちゃん、そんなヤツw
宝箱に辿り着いたが、まだそこにはパズルがあって、それを解かないと開けられないらしい。パズルを解くのなら天災と言う訳で、天災はパズルに取りかかるが、そこに戦場。
あれ?戦場ってここを知っていたの?しかもそのパズルには手こずっていると言う事は、以前から宝箱の所には辿り着いていたと言う事になる。ここが納得出来なかったなあ。戦場は遺跡の秘密を知りたいからゆんを追い回していたんじゃないのか。そしてゆんがもう追われない様に重護達は急いでここに来たんじゃないのか。なのに戦場がとっくの昔に辿り着いていたのなら、その前提が全部崩れるではないか。
そこは置いておいて、こんな危険な場所の調査にゆんを使っていた事に重護が怒る。しかし戦場の言い分も分からないでもない。非合法のバイト(あの重護が探しに行った所かな)として募集し、それに危険を承知で受けたと言うのだから、人道的な話以外は戦場に理があるんじゃないだろうか。しかもそのバイトをしないとならないと言う状況に追い込まれる、と言う訳でもないし。それにしてもあんな女の子が非合法バイトの募集に応じて戦場の所にやって来たとして、戦場はそれで良かったのか?どう見てもクリア出来そうにない子じゃないか。捨て駒も沢山撃てばいつかは辿り着けると言う考えだったのか。
しかし憤る重護よりも先に唯我をクソメガネと罵倒された事で茨が戦場に殴りかかる。これを戦場が例によってあっさりかわし、殴り倒すのだが、そこでやっと唯我が叫んだ「思い出した、それは七々々コレクションのひとつ、影かきの長靴。って、もっと先に思い出せよ。影の中を自由に移動出来るらしい。これで戦場が神出鬼没に戦える原理が分かった。さらに唯我のかけていたメガネはものまね眼鏡。これも七々々コレクションでレンズ越しに見た相手の技術や知識がコピーできるのだそうだ。
しかし、コピー出来るのは技術や知識であって、身体の丈夫さとかがコピー出来る訳ではない。戦場のパンチを食らったら唯我は耐えきれずに吹っ飛ぶ。そしてネタバレされたとは言っても影かき長靴の利点を生かして天災・宝箱の方へ。パズルは完成していないのを戦場は詰るが、天災は完成しているさ、私の頭の中ではなと煽り返し、もう一声の煽りで思わずかっとなって天災を殴りにかかるが、スタンガンを用意していたので痛撃も同時に喰らう。
このせいで影かきを使った移動に限界が生じた上に、重護が次に出現する地点を狙って戦場に蹴りを入れるから相当にダメージを溜める戦場。出現ポイントが見破られたのは、唯我がものまね眼鏡を使っての戦場の考えを読んだ結果だったので、戦場は次の相手を唯我に変えるが、そこで待ちかまえていたのは隠れていた茨。会心の一撃!
でも、ここまでアレを使っていない。前回迄の話を見ていた視聴者なら知っているあの暗示能力。
流石に万能じゃないからなのか、それまでもそうだったが最後の場面でしか使っていなかった。
だからこのピンチの時に遂に使う。重護に向かって、片肺が潰れたから呼吸が苦しくなっているだろうと。
その暗示どおりに息が苦しくなる重護。
ちなみに、私は自然気胸で片肺がかなり縮んだので呼吸が苦しくなると言うのはそれなりに分かる。手術を受けて治癒したから今は何ともないが、片肺が相当縮んだ時は理由も分からず電車の中で苦しくなって駅で降りた。暗示だから重護はあれほど苦しんでいるのだろうが、あそこまでではなかったけど。