ブラック・ブレット・第10話
あれ、ガストレアとの大会戦が目前だと言うのに、例の青空教室をやっている。大会戦前だからこそ日常をいつも通りにと言う訳か。算数の問題の次は作文「将来の夢」。一番最初に出来たのは延珠で、蓮太郎のお嫁さんになってチュッチュしたいのだそうだ。まあ延珠の将来の夢はそうなのだろう。しかし二番目に提出したティナまでもが蓮太郎のお嫁さんになりたいと書いているばかりか、チュッチュしたいと書いている。実にうらやまけしからん。
そう言う明確な夢を持っている二人とは違って他の子達は時間切れになっても(ちょっと短くないか?)未だ書き上がっていない。おそらく将来の夢とか考えた事がなかったのだろう。そこで蓮太郎は木更に今いくら持っているのかを聞いて(3って、300円ですか?w)、みんなに切符を買ってあげて電車に乗って記念碑「回帰の炎」へ行く。
今度のガストレア戦でも自衛隊が防いでくれるし、俺たちが必ず守ってやると言う蓮太郎。蓮太郎先生は合格ですと言う生徒達。そんな蓮太郎に対して延珠やティナの他に5人もが結婚を前提にしておつきあいしたいと思っていると言う。
これがロリ・ハーレムの完成型か!
しかし、これってこの子達全員に死亡フラグが立った感じに見えて、この時はガストレア戦の中で犠牲になるんだろうかと思って見ていたのだが、まさか今回ああなってしまうとは。
その夜、寝付いていなかった蓮太郎にちょっと外で話をしたいとやって来た木更。空を見上げながら不謹慎だけど今がとても幸せだと。延珠が居て、ティナが居て、そして蓮太郎が居る。まるで4人の家族みたいだと。でもこれがずっと続かないかと思うと木更は涙する。それに対して蓮太郎は全体護る、木更も、延珠もティナもと。でも延珠とティナはウィルスの浸食率を止めないと助けられないんだが。
白化したモノリス32号を見ながら、木更はふと疑問に思った。何故アルデバランはこの32号モノリスだけに浸食液を注入したのか。可能性としては32号に浸食液を注入してアルデバランは疲弊し、しばらくの休息が必要になっているのではないかと考えられた。気になる木更は調査を依頼する事にした。
翌日は用事があって蓮太郎は青空教室をお休みしたが、その途中で例の盲目の女の子が再びあの場所に立って、しかも呪われた子供たちに憎悪を抱く人々に囲まれていた。32号モノリス崩壊を目前にしてシェルターに避難する優先順位を巡って人々の心は荒廃して憎しみが以前よりももっと呪われた子供たちに向けられていたのだろう。蓮太郎が民警だと言って散らしたが、今回の件で一層呪われた子供たちに反感は拡がっているらしい。
この日は蓮太郎が行かなかったせいで青空教室の女の子達は不満だったらしい。木更がふくれている。そこに例の32号モノリスの調査結果が届く。それを見るなり怒りに震えてせっかくのレポートを木更は火に放り込むが、それを拾った蓮太郎が見てみると32号モノリスを建設には天童和光(木更の異母兄らしい)が関わっていて、どうも予算の横領で手抜き工事が行われた模様。だから32号だけアルデバランに狙われたのか。
翌日、今度は先に蓮太郎と延珠が青空教室に向かう。延珠が天誅ガールズのビデオを持って見せるんだと言うとか、ふたりだけで電車で向かう時間が長いとか、不吉この上ない描写の果てにはそこにあるべき彼女らの場所が巨大な穴となり、玩具が破損(あるものには血痕)して散乱しているだけ。
呪われた子供たちに反感を抱いている何者かによって爆破されたらしい。しかも殺傷力を増す為にバラニウム合金の塊を入れた爆弾によって。流石に蓮太郎は怒る。何故こんな事をする連中を護る為に自分はガストレアと戦わねばならないのか。木更は正義を為す為に戦うのだと。蓮太郎もそうだが、この惨状を見た延珠がよくも立ち直ったものだ。
それにしてもこの作品の反ガストレア主義者の有り様がどうしても納得出来ない。ひょっとして作品の描写が良くないのかな。アニメ見ているだけだと、呪われた子供たちと民警が存在しないとこの社会は存立出来ない様に見える。逆にそうでないと何故民警が存在するのかが分からない。
そしてもし民警が必要なら、なぜここまで呪われた子供たちを憎むのか。