彼女がフラグをおられたら・第13話・最終回
姉と愉快な仲間たちの援軍を得た颯太。なぜ来たんだ、と言うよりもNo.0が驚いた様に何故仮想世界の人間が来られたんだと驚かないのか。その仮想世界と言われた場所のみんなを護ろうとしてここに居る颯太だからそっちの方が先に立ったか。
一部で連携してる所もあるけれど、バラバラになって戦っても姉と愉快な仲間たちは強い。颯太ひとりでは押され気味だったのを押し返している。苦し紛れか天使客船は天使を吸い込んで巨大化。颯太はそれを見てラスボスフラグか!と驚くが、フラグだけの話ならラスボスの巨大化フラグはそれだけで死亡フラグなんじゃないのか。
取り敢えず巨大化したラスボスはまずは強い。強くて姉と愉快な仲間たちは次々と倒されてしまった。もう巨大な死亡フラグを持った自分が突入するしかないと颯太は天使客船に向かうが届かない。そこに過去の記憶が流れ込んで来た。
忘れていたプレミアム・アンブリエル号沈没事故当時の記憶が蘇る。愉快な仲間たちの一部、茜や恵達と船で仲良くなったのにこの事故が起きて、甲板に出て救命ボートに乗れば助かる筈だ!としようとしたのに、チラと見えたようじょの方に気を取られてそっちに行ってしまう。何故そのようじょを茜達の方に引き寄せなかったのか不明。しかし甲板に出ればとか言っていたくせに上に向かわずに船内を走った挙げ句(あそこしか階段のある場所を知らなかったのかも)、ホールで棚の下敷きになったおっさんを救助。ところが逆に今度は崩れてきた天井か何か(凄い厚みのある天井か壁です。ここ、ビルじゃなくて船なのであんなコンクリートの塊みたいな構造物が存在するとは到底思えない)の下敷きになる颯太。さっき颯太が助けたおっさんは目が泳いだ挙げ句震え声で「これは私一人では無理だ、助けを呼んで来る」と言ってとっとと消えてしまった。
さっきの幼女、ラプラスの魔は助けた人間に見捨てられるとはどんな気持ちだと颯太に言う。颯太も絶望的な気持ちになっていたが、あのおっさん、本当に助けを連れて来て戻って来た。しかもその助けに茜や恵や菊乃が入っている。みんな力を込めて謎のコンクリートの塊をどけようとするが、2枚を一気に持ち上げるとか無謀な事をするのでうまく行かない。そのうちに今度は巨大な柱が(これももの凄く重量がありそうな)倒れかかって来た。助けに来た、茜達も含めた全員に死亡フラグが立ち、颯太には立っていない。ラプラスの魔は彼らを助けるにはあの死亡フラグをお前が全部受け取る必要があると言う。颯太はそれを受け容れた。
「それでも世界は美しい」
そうやって颯太に立った大きな死亡フラグを天使客船にぶつけようとしたものの、颯太一人の力では届きそうにない。その颯太の後押しをしたのが気を失っていた筈の姉と愉快な仲間たち。全員の力で天使客船の暴走を鎮圧した。
颯太が目を覚ました現実世界。No.0が傍にいて仮面を取ってみせたところ、まるで菜波。しかし本人曰く「神楽・ブレードフィールド」だと言う。誰それ?と思う間もなく颯太が「ブレードフィールド公国の初代国王!」と叫んでくれたから分かったが、なぜそんな姿で、なぜ今でも生きてる。
リアルの世界で旗ヶ谷に戻って来た颯太だが、実は凄い近くにクエスト寮が。寮に入るとそこには茜が居るのだが、颯太に関する記憶は無い。寮の中を見てまわる中で、あの茜の転落事故の記憶が蘇る。思わず抱きしめて引き留めて本当の転落から助けるが、颯太の記憶が無い筈の茜が「また助けてもらったです、颯太くん」と。あの仮想世界で培った思い出が蘇るのか。茜、戦いの時も颯太君大好きですとひとりだけ告白出来たしなあ。でもみんなクエスト寮に帰って来るんでしょ。
人の頭の上にあるフラグが見えて、それをへし折れる、その結果知らず知らずのうちにハーレム形成と言う、バカバカしくもお気楽なアニメかと思ったのに、そのフラグの存在する意味に大きな設定がくっついて来てしまって、そっちの方はもっと軽く出来なかったのかと思う。見てる方がバカになりきれなかったのが残念。
このがをられが私が見ていた4月期の1クールアニメの最後となりました。
明日からは7月のスタートです。
と言っても今晩の視聴用録画予定は無いんですが・・