ノーゲーム・ノーライフ・第5話
あの空白の二人が国を救ってくれる、そう思っていた時もありました。
ところが空白は先王の部屋から出て小さな納戸の様な所に籠もって本などを読むだけで内政は全部ステフと大臣任せに。もう我慢出来ないと、ステフは空に対して真人間になるのを賭けたゲームを挑む。そのゲーム、真人間でなくてリア充になるなら受けても良いと言うか、是非受けさせてくれそうしたら無理にでも負けてやると言う空だが、空白に敗北は無いと言う白がそれを許さない。普通にゲームしろと言うのだが、それじゃステフが勝てる訳ないじゃんとがっかりする空。
ただ、ゲームは挑まれた方が決めるルールなのだが、そこは一応ステフなりに空を煽って負ける筈が無いと言っている空が自分に有利なゲームを選ぶ訳がありませんわよねと。空は自信があるので、いいよ、ゲームの種類はそっちが決めろと言う事で、ステフはブラックジャックを選んだ。選んだ理由は基本的に運だけが勝ち負けを決め、しかも自分はシャッフルの時にズルをして勝とうと言うものだった。
ステフの狙い通りに出だしからステフの連勝。最後の勝負でもう勝ったも同然と思い込むがその最後にスペードのAとKを決められて逆転負けする。空の種明かしはそれまでに出たカードから確率的にあてられる、しかもステフがズルしてたからなと。まあカードゲームは基本的には場に出たカードを覚えて行くのが常道なのだが、それだけでスペードのAとKを引けるかと言うと。
そんなステフなのだが、実は国内の反対派をうまく懐柔して味方にする施策は地道にやっていたのだ。だから今回の空白の急激な改革にも大きな抵抗が無かったのだ。そもそもステフは国内の学校を首席で卒業した程のリア充。しかしふと思ったのだが、この間の話でこの世界では未だ農業革命が起きていない世界だと分かった。もしこちらの世界と人類の進歩が同等ならひょっとして未だ確率論もちゃんと出来ていないんじゃないのか。
それはともかく、負けたステフへの命令として今日一日空白の「犬」になって貰おうと、耳と尻尾と首輪をつけて街へ。まあ、人の一杯居る街に出るのは空白にはちょっと重荷なんだが。だから幾らステフへの罰ゲームと言ってもなぜそこまでしたのかなと言うのは疑問だった。
とは言え、国民の彼らを見る目が異様なのは気にかかる。何故だろうと空が訝しがると、ステフはそりゃこんな格好はワービーストに似ているからだと。それを聞いて本物のケモミミ種族が存在するなら、是非とも併呑したいと興奮する空ではあったが、調べてみたら「卓越した五感を持ち相手の考えている事まで感じ取ってしまう」と言うので、それじゃブラフも何も効かないじゃないかとワービースト攻略に難儀する。
勝負に勝つ為には情報。相手の情報を掴めば勝てる。
何も知らないで望めば負ける。
その為に実は今迄空白は王宮にある本を片っ端から読んでいた。
でも限界があるし、街にはろくに本屋は無いし。本を求めて街を歩き回っていたらしい。そう言えばこの世界には印刷技術はもうあるのか。
そこに天空の城出現。ファンタズマの一体であるアヴァント・ヘイムだと言う。あれが、一体・・ そしてそこには以前調べた時にその知識欲などから仲間になれるかもしれない種族と言われたフリューゲルが棲むと言う。なんとかあそこに行けないかな、止められないかな、
「バリツ!」
ダメでしたw
でもフリューゲル種族なら近くに居るよと言うステフ。以前、国立大図書館を賭けて勝負して負けて、それ以来そこに棲んでいるジブリール。世界制覇のとっかかりはそこからだと図書館に入った空白だが、天翼種の神々しさに圧倒されて大丈夫か?
ま、大丈夫なんでしょw
妙な英語かぶれしてるし。