ブラック・ブレット・第6話
聖天子を暗殺しようとするティナ。聖天子を護衛する蓮太郎。遙か遠くからの狙撃だった為にお互いが相対立する相手だとは未だに知らない。そんな訳で携帯の番号を交換して何日も(ひょっとして翌日とか)経っていないのにもう初デートしているのだった。しかし朝が弱いと言うのに電話を掛けてきたティナはやはり眠そうで、タコ焼きを食べようとしても落としてしまう。仕方ないので蓮太郎はティナにあ~んさせて食べさせる。もうこんな段階に!w そんな蓮太郎をティナは好きだと。
あっさりと好きだとか、子供の言う好きで良いですよね?
そこへティナへマスターからの呼び出し。今回の聖天子暗殺を妨害したのは調査の結果天童民警であり、ターゲットをまずはそこの社長である天童木更に変更するので、木更を殺せと。
蓮太郎は未織生徒会長の所へ。木更がひとりで生徒会長室に入るのを阻止しようとしたが、ドアを壊したら弁償代を天童民警に請求するからねと言われて、ここでは引き下がる。生徒会長室の隣の部屋では今回の聖天子狙撃犯の分析結果を未織から聞いていた。利用した弾、どこから撃ったのか、その結果超弩級のスナイパーが相手だろうと言う事。蓮太郎はタイミング的に大阪エリアの斉武が暗殺の依頼主だろうと決めつけるが、もっと確実な証拠が無いうちに決めつけちゃうのは相手の実体を見誤るので止めた方がいいなあ。
さて未織さん、密室を良い事に蓮太郎の引き抜きを図るが身体を使った勧誘に木更が待ったをかけた。弁償代とかどうなった。
蓮太郎の境遇を室戸先生は笑い飛ばすが、同時に君はもっと待っている女性に積極的にならないといけないとのアドバイス。この時に自分の立場の説明にことかけて舞台設定をぺらぺらと話してくれた。室戸先生は四賢人のひとり。四賢人とは機械化兵士計画で集められた世界的な頭脳でその中のトップがグリューネワルトであり、影胤もそのグリューネワルトに作られた機械化兵士だと言う。まぐれとは言え蓮太郎はそれに勝ったのだ。
延珠にはもう少し聞く事があると言うので室戸先生は蓮太郎を先に帰す。その頃、ティナがマスターの命令を実行していた。天童木更を殺すと言う命令を。ドアを開けてガトリング砲を持った少女が立っていたので木更もすぐに気がつく。とっさに身を隠して砲撃を逃れ、ガトリング砲を切り落とす流石に木更ではあったが、それでも呪われた子供のティナが上手で木更を追い詰める。しかし至近で木更を狙うガトリング砲を持つ手が震えている。人を殺すのが怖いの?と言う木更だが、つまりはティナは今迄狙撃でしかやった事がないから目の前で殺人するのが怖いのか。ガトリング砲を捨て、素手で首を絞めるティナだが木更は里見に助けを求めた。そこに蓮太郎到着。
マスターから命令を受けた時に天童民警のプロモーターが蓮太郎であると言うのを聞きそびれた結果、ここでこうして初めてティナは相手の民警が蓮太郎であるのを知るし、蓮太郎は自分たちを狙うのがティナと知る。
「話を聞いて!」と言いながら、ぶっ放すのはどうよ。
木更が床を切り落とした事で蓮太郎とティナは階下へ。その衝撃の最中にティナは逃走。蓮太郎曰く、逃げてくれたんだ。自分に初めて優しくしてくれた、好きな蓮太郎が、殺す相手と知って大いに動揺したティナが一旦引いたと言う事か。
ところで事務所の入っているビルが滅茶苦茶に壊れましたが、一体この修繕費は誰が出すんでしょうか。ドア一枚すら躊躇した財政事情の天童民警では・・・
狙われていると知っても斉武との会談に向かう聖天子。蓮太郎は敵が「超弩級のスナイパー」と言う事で、本来の車ではなく、後ろの装甲の厚い車に聖天子と同乗。あの役立たずの護衛隊長がこんな粗末な車に乗せて!とか怒るが、こいつ全然役に立たないな。
それでも遙か彼方から狙われて周囲を固めた盾が吹っ飛ばされ、蓮太郎は聖天子を車の中へ。その場を離脱したものの、やはりティナは普段聖天子が乗っている車の方を先に狙撃して来た。ところであんな遠距離からランダムに逃走を始めた車をどうやって追跡したのか。普通の日常でも例えばカメラの望遠を使ったら激しく動く被写体なんてとても追跡出来ないのは分かる事で、かと言ってそれを外したらどこに居るのか見えない。呪われた子供はそれを凌駕した能力を持つから追えたと言う事になるか。
延珠がティナの追跡に走るが、聖天子は車の中で蓮太郎が呟いた「ティナ・スプラウト」を検索してヤバイ情報を見つけてしまう。先日の影胤撃破で漸くIP序列が1000位になった蓮太郎と延珠の組だが、ティナは単独でIP序列が97位。延珠が歯が立つ相手じゃない。
顔色を変えた蓮太郎が慌てて携帯で延珠を呼び戻そうとしたものの、延珠の携帯に出たのはティナ。
まあティナがもう殺されました、なんて事はないと思うが、では何故ティナは思いとどまったか。