彼女がフラグをおられたら・第4話
とうとう始まってしまった体育祭週間。一週間ぶっ続けと言うのは言葉の綾かと思ったら、24時間競技が行われるのだそうだ。そりゃ無茶ですがな。
生徒会長はクエスト寮の廃寮と颯太の退学の原因を作った罪滅ぼしか、大画面モニタでは盛んにクエスト寮チームの応援をアピールしている。
って、でもそれは逆効果なんじゃなかろうか。案の定、後半で「他のチームの男子がまるで弟の敵を見る様な」感じで立ち向かって来ると言っていた。
それでも第一日目はクエスト寮チームに有利な種目があったりして暫定一位。本当のお姫様しか参加出来ないプリンセス徒競走なんて菜波しか参加できなくて、一位になるよね。意外なのは恵で、陸上ではインターミドルの常連の力を見せて記録まで打ち立てて勝利。でも現在は家庭科部やよ!颯太にはサッカーフラグが見えてフリーキックがどこに飛んで来るか分かるので、それでゴールを阻止して決勝へ。
暫定一位で盛り上がるクエスト寮チームだが、颯太だけはそうでもない。あの死亡フラグが翩翻と翻る自分の頭の事を考えるとそりゃ明るくしていられないし、実はクエスト寮にみんなが入ってからは自分の事だけではない心配が出来た。
そんな気持ちのまま二日目のフリーキック決勝に出たせいで、相手のサッカーフラグを見落としてゴールを決められる。そこからクエスト寮チームの低迷が始まって最終日を前にしてクエスト寮チームは暫定八位。
颯太の気持ちがネガティブなベクトルに向かっているのを探知した瑠璃が颯太のケアをしようとしたら、颯太はアンドロイドだからこそ話す気になったのか、誰も居ない所へ瑠璃と行って自分の死亡フラグの事を話した。その中で自分が死ぬのは確かに怖いが、自分が死んだ後でここの寮のみんなが悲しむのが嫌だ。だからもうこれ以上の親密度を高めないで自分が退寮・退学になって終わればその日を迎えなくて済むとも思っていた。
しかしここで瑠璃の潜在能力が起動。昭和13年からの記憶を受け継いでいると言う、よく分からない機能が颯太の進む道を指し示した。まさにクエスト寮と言う名前が暗示していた様に、菜波をはじめとしたパーティーを組んでこのクエスト寮に隠された道を辿ればその死亡フラグを折る事が出来そうだと言う道を。
その為にはクエスト寮を廃寮にしてしまったり出て行ってしまったりしてはいけない。そしてもし死亡フラグが折れるのなら、クエスト寮のみんなからわざと離れるなんて必要はない。
俄然やる気を出した颯太は最終日の一発逆転をかけたリレーでみんなの勝利フラグを立てて望む。ポポポポーンって、その擬音は震災時のACのポポポポーンを思い出しちゃうよ。
勝利フラグの立ったみんなの頑張りでトップで襷を受けた颯太と菜波のペア。氷の固まり(?でいいのかな)を所定の机に置いて、あとはトラックを半周したら1位でゴールと言うところで不注意で机を倒して菜波が脚を痛める。あー、これはお姫様だっこの場面ですなと思ったら、菜波は頑張ろうとする。そこはジェスチャーでお姫様だっこして下さいってアピールする場面だろw と言ってもやっぱり速度が出なくてどんどん抜かれて行く。
ここで頑張らねばどうする。と、颯太が漸くお姫様だっこを発動して駆け出す。これが色々突っ込みたいところで、二人三脚と違って腕が繋がれただけなのに相手チームが結構鈍足だとか、いくら鈍足でも女の子一人を抱いた颯太の方が圧倒的に速いとか。
ゴールは写真判定で、僅差で野球部チームの勝ち。負けちゃったじゃん、クエスト寮。でもMVPなんだから僅差2位なら最終的なMVPにはなれるんじゃ?とか思ったら、この試合を見ていた理事達が感動した!と叫び、じゃあ理事達が認めた事による存続かと思ったらこれも違って、2位でもMVPとか言うオチになった。しかもそれって生徒会長の計算ミスとかとも違うじゃない。
今回の試合を居ていた仮面の謎人物。この作品、妙な裏設定が随分残っているね。
EDのキャストの所、前回は理事長A・理事長B・・と理事長だらけの旗ヶ谷学園だったが、今回のでは理事A・理事B・・に修正されていた。