銀の匙 Silver Spoon 第2シーズン・第9話
「ゆるくない事」に巻き込まれるの上等、何も出来ないけれど一緒に悩む事は出来る。一人で抱えてないで話してくれ。
「そんな八軒君が、す・・・」
あとに続くのは「すばらっ!」ですね。
ところで道外の視聴者は「ゆるくない」って意味が分かった?
この場にやって来た円山は二人の様子を見てこのまま閉めようか?とw 円山も駒場農場の事を聞いて、やはりなんと言ってもお金が無いとなあと言う意見。こればかりはどうしようもない。保証人となった御影牧場も額によっては巻き添えで離農もありえると言う。厳しい現実をつきつけられる八軒。
寮への帰り道に御影に電話が入って、明日もう牛の引き渡しと決まったと言う。御影は駒場農場の最後を見届けに行くが、八軒もそれに同行したいと言う。牛の引き渡しは早朝に行われるので、じゃあ私の家に泊まってと言う御影。そんな訳で八軒はまた御影家へ。お久しぶり、元気にしていた?と問われて八軒が曖昧な返事をしたのは学校祭の時に過労で倒れたからだろうな。
翌朝は御影の祖父の運転で駒場農場へ。すぐ後ろにはトラックが迫っていて、市場に出す為に急いでるんだろうと言う。牛の引き渡し→市場で売買とすぐに流れるんだね。ドナドナされる牛たちとそれを見送る駒場家。特に駒場の妹たちはこの光景に涙を抑えられない。
牛がすっかり居なくなった厩舎の掃除を八軒と御影が手伝う。牛が居なくなった厩舎は気温が下がるし、このまま買い手がつかないとここに来る途中、嘗て八軒が迷い込んだ廃棄された農場の様になるのだろう。十勝平野は日本海側ほどではないが雪も降るし一方で夏は暑くなるから厩舎が朽ちるのは早いだろうな。
すっかり片付いた後で駒場が暖かいミルクを持って来てくれる。八軒、うんめー。これが駒場農場の最後の牛乳。
ここでEDに入って行ったので今回は随分短く感じたなと思ったが、Cパートがあった。次は愈々御影の将来だ。駒場農場が離農となって嫌でも選択を迫られる事態となった御影。一緒に御影家に帰ってみたら御影の叔父さんと言う人も来ていた。何しろ先述の通りに御影牧場は保証人になっているから駒場牧場の借金の保証をしないとならない。つまりこれから親族会議と言う訳だ。八軒はそこに立ち会う事になるのだが、夏休みのバイトでのがんばりから御影家での評価は高い。婿候補としても認められている。
これを機会に御影農場の経営は(アキの)祖父大作から父豪志に譲るとの事。豪志の下でどうするか。搾乳などの回数を増やして売上を伸ばす、それには人手が必要だがアキが卒業したら戦力になって貰おうと。そして祖父大作は道楽に等しい馬を売り払おうと言う。少しは足しになるだろうと。画面では少なくとも3頭居たのだが、サラブレッドでもないと馬の金額って足し程度にしかならないのか。それにしてもこれでアキは農場に束縛されてしかもその農場には馬が居ないと言う所に追い込まれる訳だ。
このままずるずると決まったらアキの夢は完全に潰える。八軒は促す。今ココで声を上げないと戻れなくなる。自分があくまでも応援するから声を出せと。その為に俺はここにいる!
アキは遂に農場を告げません!と言うが・・・
ところで冒頭の北海道のズームアップの所で、エゾノーのモデルの帯広農業高校の場所でもなく、御影達の農場のある清水町でもなく、帯広の東の池田町(清水町は帯広市を挟んで反対側)をズームアップしたのは何故?