銀の匙 Silver Spoon 第2シーズン・第10話
前回牧場は継げませんと宣言した御影だったが、その後の話は今回のBパート。Aパートではそれが済んで、寮に戻った御影が駒場に宣言した事を電話で連絡している。自分は牧場を継がないから御影牧場を駒場が継がないか?と言う話だった。駒場は牧場を維持出来なかった自分がそれは出来ないと言うが、でも考え方によっては後継者が無くなる御影牧場、営農する場所を失った駒場、と言うお互い足りない物同士を埋め合わせる組み合わせではある。でも心情的にそれは出来ない。でもこんな埋め合わせが可能かもと言うのから、はたと思ったのは八軒が御影の所に婿入りして八軒が牧場を継いで御影は馬の仕事に就くってのはどうだろうかとw
そう言う事なので御影は大学を目指すのだそうだ。この辺りの理由もBパートで。しかし御影、以前チラと出ていたが学校の一般科目の成績がかなり悪いらしい。そこで八軒が教える事になって、この間のテストがどんな感じだったのかを見せて貰う。
「常盤より全然イイ」
いや、常盤が比較対象ってのはどうなのか。
社会科は日本史Bにするかと言う八軒に対して、御影は歴史上の人物の人間は覚えるのが難しいと言う。平家は「盛」ばっかり名前に付くし、徳川は「家」ばっかり名前に付くから。それに対して八軒は豚だって「バークシャー」「ハンプシャー」「ヨークシャー」って「シャー」ばかりじゃないかと。うーん、それは豚と言うか、地名と言うか。
歴史に興味なさそうな御影にどう覚えさせるか。自分の得意分野に引き込めばと言うのを思いだして、馬を絡めて話をふってみた。相馬の馬追から平将門とか、平将門から源平合戦の中の義経の一ノ谷の逆さ落としの話とか。その辺りの話は普通なら知っているだろう話だが、八軒ってそれが何年だったのかとかいきなりすらすら出るんだな。
帰り道に色々迷惑かけてごめんねと言う御影だが、八軒は好きでやってるんだから問題ないと言う。そうか(御影が)好きでやってるからって事かw 重ねてごめんねと言いそうになって御影はあのノートにあった「ありがとう」を思い出してありがとうと言い直した。これはありそうな言い直しだが、割合近い過去の何かのアニメでも同じ場面があったなあ。なんだったっけ。
そうやってスタートした御影の大学を目指す勉強だが、八軒の兄が東大に受かったんだから、その兄から勉強法を聞いてみたらと言われた八軒、すごーく嫌そうに渋る。兄貴の電話番号知らないと言ったら中島先生が知ってたりして、嫌々かけるはめになった。宗谷岬で電話をとる兄慎吾。頼られてうれしいなと言う事で、実家のどこかにあるノートとか持っていけと言う。どうなんだろうなあ、東大にそんなに苦労しないで入った人間がとるノートって自分が分かる様にしかとってないと思う。御影とベースが違いすぎて参考にならんのじゃないか。
それでも札幌の実家に兄のノートを取りに行く事にする八軒。鬱々としているとチーズ製造の場からは中島先生によって追放され、外では御影から「八軒君の為ならなんでもするよ」とこんな感じで言われ
正気を保つのに必死。
吉野からは八軒キモイと罵倒されるw
翌日、朝一番の特急で札幌へ。そう言えば八軒は札幌まで電車で3時間って言ってたな。今の札幌の若い子らは電車って言うのだろうか。帯広の子なら電車じゃないよね。根室本線は電化されてないから。札幌周辺は札沼線ですら電化されたからなあ。あ、勿論、私が札幌に住んでいた頃は電車なんて言いませんでしたよ、汽車ですよ、汽車!w
スーパーとかちを待つ八軒は札幌への土産として持たされた荷物の中を開けて見て、そのなかに御影のメモを発見する。そして思い出すのだ、あの御影が継げない宣言した時を。ここでやっと前回の続きの場面。
アキの継がない宣言は母を一番狼狽させた。今までそんな事を一言も言ってなかったアキがいきなり牧場を継がないと言い出したのだから。高校で何か悪い事を吹き込まれたのか、八軒が吹き込んだのかといきり立つが、それはちゃんと否定。八軒はアキが突然言い出したんじゃなくて、以前からそう言うシグナルを出していた筈だと口添えする。それは一応受け止めて父豪志が自分の口で言いたい事を言えとアキに促す。そこで馬の仕事がしたかった。ばんえい競馬の仕事をしたい。叔父さんの所で働かせてと言う。それこそ急に言われた叔父さん、ダメだと否定するがアキは食い下がる。実際の所どうなんだと豪志に言われてうなった末にもしやりたいのならと条件を出した。大学を出る事。ばんえい競馬は本当に経営が厳しい。だから万が一の時には大学を出ていると馬の仕事でも他の選択肢が出てくるから。大学に行くには学費がと言うアキに父豪志は今は金の話ではなく、アキの将来の話だとそれは取り合わない。父、偉いぞ。
お金は別にして、自分は頭よくないからと言うアキに父も母もあっさりアキはバカだからなあと。ひでえw
しかし曾祖母は馬が好きで馬の仕事したいならちゃんと馬の勉強しろと言う。馬の勉強が出来て学費が安いって、私は北大しか浮かばなかったけど、そう言えばAパートで「隣の畜産大学」とか言ってたな。あそこにアキの頭で入れると思うかい?と言う母にくらーい顔をする家族w
アキが大学に落ちるの前提で話が進み出すが、それを聞いていた八軒が手を挙げた。
「俺、責任とります」
父の肩wwww
責任とるって、嫁に貰うって意味じゃなくw、責任取って勉強を教えると言う事。だからアキの大学受験を認めてやってくれと。父はこれを認めた。支えてくれる友達を裏切るんじゃないぞと。
と言う訳でAパートで御影が大学を受験する、八軒が御影の勉強を見てやる、と言う事になった訳だ。