のうりん・第4話
畑を荒らす何者かが出現。おっぱ・・・胡蝶の目撃談では灰色の服を着た子供が畑を荒らしたに違いないと言う。しかし農や耕作の見立てではこれは猿の仕業。農と耕作のド農村ではこう言う事がよくあるのだそうだ。それならそうで何か対策を立てねばならない。
と言う事で耕作・農・継・胡蝶・林檎が集まって対策会議。なんでまたこの5人なんだとも思うが、まあこの5人に絞らないと話にならないし。
農は電流ビリビリ作戦。畑の周りに電線を巡らせてビリビリって来る程度の電流を流す。まあ有効なのだろうが、そんな予算はおりない。
林檎は餌付け満腹作戦。腹が満ちたら農作物も盗み食いしないだろうと。でも今回は農作物以外の所もイタズラ被害を受けているからだめだろうと。
耕作はスーパーひとしくん作戦。なんだと思ったら、ロケット花火を発射するガトリング砲みたいなものだった。試しにやってみよと校舎の外に向けて構えたものの、ちっとも発射されない。おかしいな、と覗いた所で全段発射。農が犠牲になって却下になるが、でもこれってちゃんと目標に向けていたら問題無かったんじゃ。
胡蝶は世界は一家人類みな兄弟、哺乳類も兄弟作戦。いや、猿に話し合いなんて出来ないから。
継の提案はハンター大作戦。どうやら侵入して来る猿は一匹らしいからハンターに始末させれば良いと。と言う事で、継の知人の腕の良いハンター大森登場。
何のハンターだよ!w
背中のはアニメポスターかと思ったら、吹き矢の筒・・・でもやっぱり物としてはアニメポスター。
何故にニャル子さん。
見た目はともかく大森の吹き矢は正確に猿を射止める。しびれ薬で身動きの出来なくなった猿を見てみると、腕に怪我をしてどうやらそれで群れに居られなくなったんじゃないかと思われる。捕獲した以上、始末せねばと言うが、林檎にはこの猿が可愛そうでならないらしい。それは口に出して言えてないが。始末の方法などとうに考えてあると高らかに笑う胡蝶。実は動物園にひきとってもらう手筈をととのえてあったらしい。何だよ、大したヤツだな。でも捕らえる前から雄だと分かっていたのか?
今回も含めてずっと林檎を見てきた耕作。ある事に気がついていた。その件で夜に農の所に相談に行く。ちょっと待っててねと部屋の準備を整える農。もういいよと入ってみれば、
なんだこのYES部屋はw
乗り気の農だったものの、耕作は継も呼んであって、しかも話は林檎の事。一気に不機嫌になった農だったが、耕作の相談事はちゃんとしたもので、まあ聞いてくれと。
林檎がアイドルやっていた頃はこんなに明るく笑っていたのに、こっちに来てからはどんな時でも無表情。全く笑わない。いくらビデオの時が愛想笑いだとしても、今この現在、全く笑わないのはおかしいんじゃないかと。だから林檎を笑わせてやろうと言う。
継のダークマターも、農の実力行使も林檎を笑わせられない。まあ継のは笑えないなw
こんな事をして何がしたいのかと問う林檎に耕作は、林檎がこっちに来て全然表情を変えないのを何とかしたかったのだと明かす。その耕作に林檎は東京でアイドルをやっているうちに笑顔ができなくなり、そして他の表情も失われたと教えてくれた。
継は精神的な何かなのかなと言うが、どうしたものかと思い悩む耕作はその晩夢を見た。ガイアが教える。ガイアって、地の神かい。
でもこれが天啓となった。耕作はあそこに林檎を連れて行く事にした。継も農もそれは今の林檎に相応しいだろうと同意。行った先は先輩から引き継いだプロジェクトの地。そこは植物が何も育っていないまっさらな土。固くてぱさぱさの土。これが連作障害の土地だった。ここまで酷くなるものなのか、連作障害。まあ日本は雨が多いから塩分が溜まる事はあまりなさそうだが、海外では無理に干害して塩害になると言う例もあるからなあ。
隣は7年かけて何とかトマトが育つまでになった土地。そのトマトを食べて、こんな不毛の土地でも手をかければトマトが育つのを噛み締める林檎。無表情になった自分もまた豊かな表情を取り戻せる気がしてきた様な笑顔を取り戻す。
あれ?
そう言ういい話になってくの?
いや、いいんだけど。
でも農作物だけを目的にここに来た訳じゃないのか。