東京レイヴンズ・第14話
先週、なべあつさんが「来週は大バトル回ですよー」とツイートしていた(https://twitter.com/nabe_atsu_live/statuses/420585180269916160)が、まさにその通り。アニメのバトル回と言うのは、あまりに主観的で申し訳ないが、「あーなんか戦ってるね」と言うつまらないものと、見ていて楽しめる面白いものとがある。ここは本当に主観。東京レイヴンズの今回のバトル回はとても面白かった。陰陽師の用語はよく分からなかったけどw、それで楽しめる様に出来ているのだから素晴らしい。
道満が陰陽塾に押して参るとしようとした時、塾長がここには無いのに勝手に探すとかあまりじゃありませんかと言ったが、道満はそのような懇願をその姿でするのこそ無礼、まあもとより礼を尽くすつもりはないがの、と攻めてくる。今日は道満の台詞がいちいち楽しい。そして飛田展男さんが名演。
直ちに生徒達に避難命令が出るが、春虎とか夏目とか、おまえらなんでぐずぐずしてるの。もっともぐずぐずしてないと一般生徒を巻き添えの戦いになっちゃうので仕方ないけど。ぐずぐずしていた春虎達を道満が見つけて、どれ今日は遊んでやろうかのと。京子が結界が張られていて入れない筈よ!とか言っちゃうが、あんなの相手に結界が役に立つのかと思う以前に例の天馬に仕込んで置いた札によって内側から結界が破られる。
僕のせいだ、僕が悪いんだと自分を責める天馬だが、そう思うのは仕方ないとしても鈴鹿が道満にとっては仕込んだ相手がたまたまあんただけで自意識過剰よ!と言い捨てるのもまた道理。この切って捨てるのが逆に天馬の心持ちを軽くする訳だが。
侵入して来た土蜘蛛を蹴散らして塾長の指定した屋上方向へ向かう春虎達。実は春虎達が少しは見せ場を作るのはここ位。まだまだ青いと言う訳ですな。北斗なんて道満に封じられるし。
屋上の祭壇では塾長が結界を張ってくれるものの、道満の力はそれ以上で一撃でひびを入れる。これは相当ヤバイと言う所で今回のヒーロー登場。大友先生、本格的に束帯姿で道満と対峙。
以前も言っていたが道満は彼の事を覚えていて、前回まみえた時は全く抵抗せずに片足を犠牲にして逃げる事に集中していた。それは次に戦う時は勝つ事を考えていたからだろう、これは術比べが楽しみだと本格的な争いに突入。
ここからの大友先生の戦い方が考え抜かれた戦術にしたがっている。まずは土御門家の龍を奪われない為に道満の予想をかわして北斗を解放。
そして本格的な術比べに入り、これまた道満を面白がらせるだけの術を駆使して攻撃をしかける。道満はまたもそれを返すが、これが実は道満の正体を確認する為のもので、やはり人間ではなくて霊災と同様のものと確認した所で陰陽塾を中心にした仕掛けを発動した。
それにはあの天馬の両親が開発した「メーカー製の式」が使われる。この様なもので対峙するとは無礼ではないかと怒る道満だが、これが大仕掛けの道具のひとつだった。そしてこれによって両親の作った式がこの様な時に役に立つと言うのを天馬が知って先日来示されていた負い目が晴れると言う訳だ。
これでもまだまだと言う道満に大友先生が突っ込んで二人は地上へ落下。危うい所を大友先生は北斗に助けられるが道満もこれでも未だ残っている。最後の一撃にみせて生徒からわしを離す攻撃だったか、所詮は教師の情、と言った所に大友先生の奥の手参上。
巨大霊災をも一刀両断する二つ銘則宗でさしもの道満も敗北。
道満が陰陽庁の手におちようとした時、あの車が爆発。口封じの爆破だった様だが、後ろで手を引いていたのはやはり石田キャラか。道満までもを手駒にするとは。
さらには幼女先輩が絡んでいる。多分道満が「(鴉羽は)式が欲しがっておるのでな」と言っていたのと絡めて「自分は式ではなくて弟子だ」と言うのを見ると、道満の弟子扱いと言う事になる。幼女が出てくるかなと期待して開けたのは道満が残したものと思われるが・・・