ゴールデンタイム・第11話
よし、もう大丈夫。などと言いながら万里の顎の絆創膏はまだ取れないね。体調の方は復活したみたいだが。
で、海だ、海。
パリじゃなくてもいいのよ、と言う、約束された香子との海への旅行をどうしようかと考える万里。おまけんの方も本番が近づいて来て全体練習はあと2回しか出来ないと言う状況ではあったが、今はリンダの事を考えるのではなく香子の事を考えなくてはならない。そう言うねばならないってのはどうかと思うが。
と言う事で関東の海水浴場事情に疎い万里はおまけんの先輩にどこがいいのか聞いてみた。しかし具体的な場所の情報全然出ないな。お泊まりの方に話が集中しちゃってるし。まあ香子と行くと言えばそう言う方向の話になるかもしれない。しかし免許が無い、車が無い、だから電車でと聞いて先輩達はあのお嬢様を混雑した電車に乗せるのか、そりゃ無理だと言い出す。まあ今の万里に車が無いのは仕方ないとしよう。しかし電車だっていいじゃないか。踊り子号の指定席でも取って下田に行けば。或いはわかしお号の指定席取って鴨川に行くとか。べ、べつに聖地巡礼じゃないんだからねっ!マジで特急の指定席が取れたら香子でも問題ないと思う。大体、場所を選ばないと車で行く関東の海水浴場なんて途中の道路が渋滞して渋滞して渋滞して、たまったもんじゃない。ソースは私。
とは言え、そもそも万里には資金が無い。それはなかなか致命的だ。と言う事でバイトをしたいと香子に言うが、香子は言下に拒絶する。大学生なんて普通はバイトするでしょうと言う万里。えー、今時の大学生ってそうなの?確かに先日現在の国立大の授業料が私の頃の何倍にもなっているのを知った。万里の行ってるのは私大だし。
ちょうど通りがかって万里と香子を見かけた千波がお店に入って来る。バイトの話を聞いて自分が行ってる店のバイトとかどう?代官山のカフェだとか。見て分かった。代官山のカフェは私には合わない世界w 私の好みとしては内装がどうのよりもしっかりとした紅茶を出してくれる店が行動範囲に欲しいなあ。私の行く場所が悪いんだけど、皆無。そもそも紅茶の専門店は多くないけどね。
香子がダメと言う理由ははっきりしている。万里と一緒に居られる時間が減るからだ。香子の不安も分からないでもないが、この束縛癖は鬱陶しい。何故万里が香子を好きになったのか理解出来ないし、光央が逃げたのはとてもよく分かる。
熱を出して倒れた時のお礼に万里はNANA先輩の所に行く。とりあえず先日替わりに払ってくれたお金も返すが、その折に金欠でバイトを探していると言う話をした事から、あのイケメンの柳澤ってヤツといっしょならすげえ金になるバイトを紹介してやる、私が仲介したら即OKだと言うので、たった一晩だけでお金になるのならと万里はこれを光央に持ちかけてみる。そもそも香子がバイトを嫌がるのは万里と一緒の時間が減るのが嫌な訳で、一晩だけならそれは問題ないだろう。
光央もこの割の良さそうな(でも胡散臭そうな)バイトに乗る事にした。光央の場合は住んでいるアパートからあんまり経済事情は良さそうに見えなかったからなあ。
で、実際行ってみたら確かに胡散臭かった。どこかの金持ちが主催する友人の為の誕生パーティーで、万里はメイド衣装の男の娘、光央はパンツだけの格好。そりゃメイド衣装は知り合いが誰も居ないし鬘も被ってるからあんまり抵抗ないんじゃないかな。でもパンツ姿はねえw ところで冒頭で万里は未だ絆創膏つけてるねと書いたが、ここであの絆創膏が生きてきてる。鬘まで被ってるので万里とは分かり難いが絆創膏のおかげでかなり一目瞭然。
こんな格好を千波に見られたら・・・と嘆く光央。万里は千波ならこう言うのにはあまり抵抗ないんじゃないかと予想。そしてNANA先輩もなかなかきわどい格好だが、でもステージ衣装とそう大きく違わないよね。双子の悪魔と言う設定らしいが、その妹の方が実はリンダだった。リンダ分かり難い。
一方でリンダは例の絆創膏のおかげで万里とすぐ分かる。「万里!」と声をあげたればこそ、万里の方はそれがリンダだと分かる。
そんな訳で「たった一晩」のバイトの筈が、香子には秘密にしてのリンダと一緒のバイトになってしまった。香子へ秘密と言うのは香子が万里のバイトを嫌がるから秘密と言うのが発端だったのだが、結果的にはリンダと一緒のバイトが秘密と言う形になってしまった。
今晩は電話に出られないと念を押したのにそれでも万里にかけて来る香子。
あの例の「あほりんだ、ばかばんり」の写真は香子が持ち出してしまっていた。だから不安なのだ。
にしても、うざいねw
あ!
またもモノクロームさんが!w