アウトブレイク・カンパニー・第6話
学校でまたも言い争い。今回もまた種族間同士の争いでオタク文化、種族間の対立に材料を与えてないか?それにしても学校が出来た時は階級間の争いがあると思っていたのだが。
今回も古賀沼の発砲でその場を収める事が出来たが、今のまま規模が大きくなったらどうなるものやら。でもその時は慎一みたいなのをまた日本から連れて来て自衛隊がバックアップすればいいんじゃないか。とりあえずミュセルが補助に入る事になるが、ペトラルカがそれじゃミュセルが一日中慎一の側にいる事になるじゃないかと。それじゃ家事にミュセルが手が回らなくなる分を新しいメイドを入れようと言う話になりかけたのに、ペトラルカがまた胸の大きなメイドかと言う事で却下。ありゃ、新キャラ増えなかったね。
そう言う点ではエルビアが全然役に立ってないなと思ったら、日本から到着した荷物に反応して事態を進める。荷物の中に古賀沼調達の限定品のゴールデンボールがあった事からエルビアが満月に反応する様にボールにじゃれてしまう。限定品を奪われた古賀沼は我を忘れて発砲も辞さない状態。同僚の自衛官が止めるとか、これって普段からそう言う性格だと認識されてると言う事じゃないか。
結局ゴールデンボールは泥だらけになってしまい、古賀沼はエルビアにそれを渡す。しかしこれで慎一が閃く。そうだ、スポーツを通して争いも収まり仲間意識が芽生えるじゃないかと。ちょうどいいからサッカーでエルフとドワーフの親善試合をしようと。いやいや、サッカーなんてどっちかと言うと争いを生むだろ。その点は古賀沼も的場も指摘するが、的場はこれはやってみる価値があると思って慎一を止めない。
と言う事で、自衛隊の援助でサッカー競技場が完成。
完成までの間に、エルフとドワーフにはサッカーをやるからそれまでに勉強しておくようにと言うが、いいんだろうか。マンガなどを参考資料にして。参考資料にしたせいで試合がああなっちゃうんだけど。
天覧試合となったエルフとドワーフのサッカー親善試合。しかし始まってみるとドワーフの圧倒的な身体能力によってゲームにならない。前半戦を終わって50対0。どーすんのこれ。
休憩時間、皇帝側近はミュセルの作った「お弁当」のおにぎりをほうばる。そう言えば神聖エルダント帝國は米食じゃないんだろうなあ。どんな穀物が育つんだろう。おにぎりに満足するペトラルカだが、頬に米粒がついている。自分で取ろうとしたのを慎一が止める。そこは作法に則って誰かが米粒をつまんで食べるものだ!と。叫んで立ち上がるのは良いんだが、じゃあ誰がって考えてなかった。てっきりミュセルにやらせてハァハァするのかと思ったが、今回のオチを見るとそれは階級的に許されない事だった様だ。
と言うわけで慎一が。一方慎一の頬にもご飯粒が2個着いていたので1個はペトラルカが「お作法」に則ってそれをつまんで食べる。2個あるからにはもう一粒を誰かがやるんだろう、ミュセルが焼き餅やいてやるのかなと思ったら伏兵ガリウスがw いや、古賀沼は喜んでるけど。
後半戦が前半戦同様だと試合にならないのでエルフに魔法を使わせて欲しいと言う古賀沼。それってルール違反になっちゃうだろうと言う慎一に対して的場がこちらは構わないですよと言う事になってエルフの魔法が解禁された。
魔法、滅茶苦茶威力ありますがな。
いくら大地を変形させたとは言ってもボールを手掴みするのはまずいんじゃと思ったら、あれはキーパーの魔法だから良いのか。
エルフとドワーフ、両方が死力を尽くしたせいで試合はさながら最終戦争の様相を呈し、得点は99対99。親善試合で心を通わせる・・・などと幻想を抱いていた慎一を打ちのめす。これを救ったのがペトラルカ。もう黙って見ていられんとユニフォーム姿となり、エルフとドワーフ両方からボールを奪ってゴールを目指す。阻止されかかったペトラルカにミュセルの魔法が助力。そのおかげでペトラルカはゴールを決める事が出来た。
はぁ、これは面白い、清々しいのぉ、と言う事で思わずペトラルカは魔法で手伝ってくれたミュセルハイタッチ。
皇帝陛下の玉体が卑しいハーフエルフに直接触れるとは!
これはまずい事になりましたねと言った的場だったが、神聖エルダント帝國の臣民は驚きはしたもののもうこう言う事態を受け容れる素地が出来ていたみたいだった。
試合は結局ペトラルカ乱入の影響でどちらの勝利ともならず、相変わらず嗜好の対立は続いている様で、これは半歩前進と言えるのだろうか。