蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-・第1話
戦艦とかかっこよく登場する作品、としか知らなかった。
なので、Aパートが始まってしばらく経ってから「あれ?ひょっとしてこれって全部CG?」と気がついて驚愕。もうここまで出来る時代なんだ。
舞台は近未来?海面上昇で陸上の生活範囲が狭まった上に、そこに謎の「霧の艦隊」が出現して通商ルートを全て失った人類。冒頭では国連軍のありったけの攻撃も全然歯が立たない場面が描かれる。こんな状況になったら日本はあっと言う間に壊滅だなあ。石油などのエネルギー資源も食糧資源も全く輸入出来なくなったらもうダメだ。作中ではアメリカがどうなったか分からないとか言ってるが、確かにアメリカは海洋国家ではあるが自国内にそれなりの資源があるので日本に心配されるのは心外だろう。
ところでどうして艦隊同士の戦いになるんだ。航空機で叩かない理由はなんなんだ。
そんな一方的な状況にもかすかな希望が。霧の艦隊に対して何故か霧の潜水艦イ401が人類側で戦ってくれている。折しも佐賀宇宙センターから打ち上げようとしているSSTOに対して霧の艦隊の軽巡ナガラが攻撃をかけて来たのをイ401が撃沈する。
何故、霧の潜水艦が霧の艦隊を攻撃するのか、と言うのは2年遡った所から始まる。士官候補生だった千早群像が捕獲された霧の潜水艦の見学をしたところ、霧の潜水艦はそれまで沈黙していたのが突如反応。話はそれだけで終わらずに、群像の所に少女が尋ねて来て夜の逢い引きのお誘い。いわれるがままにうはうはと出かけた群像だったが(え?違う?)その少女がイ401の擬人化人格表象イオナだった。
群像の望みに従えと命令されていたイオナの問いかけに答えて群像が現状の打破を望むと、ではあなたが艦長と二人で手に手を取っての逃亡劇となった。
爾来2年、霧の艦隊を裏切ったイオナと、人類を裏切った群像とが孤軍奮闘していたが、統制軍軍務省次官補の上陰龍二郎が群像に依頼をして来た。人類起死回生の兵器となる可能性のある振動弾頭をアメリカに移送してくれと。
と言う事で、どうやら当面なのかこのシリーズ中なのかイ401の使命はアメリカへの振動弾頭の移送となり、それを霧の艦隊が襲うと言う形になりそうだ。
で、霧の艦隊、みんなイオナみたいな人格表象があるのかよ!w