神のみぞ知るセカイ 女神篇・第12話・最終回
アニメ三期と言う事で始まった頃はもう三期目と言う事でちょっと気を抜いて見始めたし、序盤はかのんがあんな状態になってそれを助ける為に桂馬が女神探しを始めるのだが、これが何だかかなり機械的に見えてあまり魅力的に見えなかった。一期は攻略と言う設定が新鮮だったし一人に二話程度かけたから見応えがあったが、再攻略はどうもイマイチだった。
そのせいで中盤は惰性に近い感じで見ていたが、話が歩美とちひろの所にさしかかってから俄然面白くなった。女神と関係ないちひろとのやりとりは妙な言い方だが真剣勝負。だから攻略寸前になってキスが初めてと言った事で過去の記憶を持っていないから今回の女神攻略の為には切り捨てなければならない苦渋の決断で桂馬があんな事を言った時には、本当にちひろが気の毒で。
しかしその後の何となく窺い知れる事情から桂馬が何かをしなくてはならない、その為に自分ではなくて歩美に迫っていると言うのを知ってからの桂馬と歩美に対する後押しがまた心を揺るがせる。女神編は女神を宿さないちひろが一番のヒロインだ。
だから女神編の主題だったヴィンテージによる旧地獄復活の阻止と言うのは、最終回でユピテルの姉妹全員が揃って攻撃をかけられて始末されると言うのを単なるサイドストーリーになってしまっている。
それよりも学園祭でちひろが2B PENCILSのステージに立つ方が重要なのだ。
そしてちひろが歌う曲が「初めて恋をした記憶」。
でもそれは女神攻略の為に桂馬がふったんだけどね。
と言う事で、第三期開始当初と中盤に比べたら全く評価が変わってとても良い女神編だった。