ファンタジスタドール・第12話・最終回
小町が希望相互扶助委員会を立ち上げたのは最初のドールだったソネットを自分を守る為に失ったから。カードまでもが破壊された為に修復しての復活は出来なかった。そこでその為のカードとしてささら達を用意したが、小町が言った様に自分の所においたままではソネット復活の為のデータとしての成長に限界を感じ、それでうずめにささら達を託してカードの成長を図り、成長の暁にデータを取り出してソネット再構成の糧にしようとしていた。と言う事で、このまま小町の所にささら達が渡ると完全に消滅してしまう所だったのか。
どうしてもソネットを復活させたい小町はささら達を渡さないうずめに対して力ずくでの対決を挑む。ソネットの復活の為に他のドールの力を受ける事の出来るプロトゼロは相変わらず強い。対戦経験を積んでさらに強くなっている。だからうずめのドール達の信じられない様なw連続攻撃も跳ね返す。オニオンスライスシャワーも協力カノンも。
そこにうずめを探してかがみが到着。アンヌがこの場所を教えてくれたのだが、その代わりはアンヌの兄の能力。アンヌも小町のこのやり方でのソネット復活はよくないと思っていたか。それにしても小町とアンヌの委員会を別にした関係って何なのだろう。
うずめにかがみが加勢したところでプロトゼロには敵わないわよと余裕の小町だが、そこにさらにまない到着。これで1対15の勝負になるのだが、数なんて問題じゃないと言う小町のプロトゼロは強い。三人のドールによるドーラ級協力カノンも弾き返した。
ドールのドーラ級はどーれすか
15人のドールが倒れても3人のマスターが前に立って守ろうとする姿にプロトゼロの動きが止まる。そして無表情だった顔に涙が。かがみが登場した時に既に涙をうかべていて、かがみがそれに気がついたのだが、あの場面では思わず「オニオンスライスシャワーの影響でしょ」とか突っ込みを入れたくなったのは置いておく。
さらに到着したアンヌとかがみ兄。アンヌから小町にとどめの宣告。このやり方でやってもソネットは復活しないのだと。自分のやり方で自分の最大の希望が叶わないと知って小町衝撃。うそだ!位は言うかと思ったが、アンヌとかがみ兄を信頼してるのか、希望が失望になってしまった。
でも他にやり方はあったのだ。アンヌが模索していてかがみ兄が見つけたのは空のカードにネットに散在している筈のソネットの記憶の回収による復活。そんな広大な世界から回収するなんて国家の力でもないと無理よとか言う小町だが、委員会って国家の力も持ってそうな希望成就の力を持ってたのに。
データの回収はドール達でやればいいじゃない。小町とうずめの戦いを見ていた嘗てのうずめの対戦相手の委員会の細胞達がやはりここにやって来ていた(どうでもいいが、こう言うのを細胞って言うと年寄りにはソ連が元気だった頃の共産党の「細胞」を思い出してしまうw)。
全マスターのドールがネットの中からソネットの記憶を発掘して来る。もう夜明けの近い海辺で待つ小町の所に背後の観覧車が光って集まったソネットの情報からソネットが復活した。OPの今よ!ファンタジスタドールの歌詞だね。咲かせて希望の花をって言う。
ファンタジスタドール、好きでした。傑作か?と言われるとそう言う方向の作品じゃなかったけれど、協力カノンや協力ソードみたいなトンデモな演出とか笑えるし、ドール達の感情もいい感じだった。