アラタカンガタリ~革神語~・第4話
カナテの後を追ってギンチは革の身代わりに管に飲み込まれる。今度も動けなかった革。前回そろそろ覚醒が必要だねとか書いたが、サブタイが文字通り覚醒で、革はどうしてもギンチとカナテを探すと管の後を追う。ぬめっとした液体みたいなのが手がかりで、先に進んでいくが、またも落盤。しかし落盤した下に普通の生活をしてるオソメが居るとか、そりゃ一体なんだと言う感じもする。
革が行った先では管に捉えられたカナテとギンチがツツガによってお互いに戦わされていた。二人相撃ち、勝ち残った方を生き延びさせると言う。戦わなければ二人とも死あるのみと。
ギンチが引き裂かれそうになったのを見てカナテは戦う事を決意する。そこに革がやって来た訳だ。
本気の様相を呈してギンチに撃ちかかるカナテだが、多分最後には自分をギンチに撃たせてギンチだけでも助けるつもりなんだろう、その為には本気の様に見せなければならないのだろうと思ったが、やはりそのとおりで、最後にギンチに勝たせる。
勝者はギンチとなったが、ツツガはその瞬間に兄貴分を倒したギンチにも罪が発生したとして二人共に殺そうとしたから、今までカナテとギンチが戦っていたのを呆然と見ていた革が最初からこのつもりで二人を戦わせていたのか許せないとツツガに挑みかかる。
とは言っても劍神を顕現出来ていないタダの人間の革がツツガに敵う訳もない。ツツガに対して果敢に挑む姿にガトヤの流人達は革を応援するが、革はついにやられそうになる。やっぱりダメだったごめんとか言ってる革だが、そんな事を言ってるくらいだったらダメもとでもう一回呼び出してみろよ。
漸く自分を信じてくれている人に気がついて、劍神を呼び出す革。今度は劍神の呼び出しに成功して、ツツガの筒がふっとんだ(シャレじゃないです)。
ツツガ本体を暴き出したら、それは劍神が突き刺さった姿だった。
それを引き抜こうと革が手をかけるとツツガの記憶が流れ込んで来る。嘗てツツガは友に裏切られ、殺されかけたところで鬼神に変化してしまい、ガトヤはこの様な有様になっていた。この俺の絶望と恨みがお前に分かるかとツツガは革に言うが、いや、革はまさにそんな目に遭ってここに流れ着いて来たのだ。だからそれがどんな事だったのかよく分かる。その上で今でもかつての友を信じたい気持ちがある筈だと、劍神の引き抜きを行う。
鬼神となった劍神サニワの闇に飲み込まれそうになっても、今の自分を信じてくれている人の為にそれに打ち勝ってサニワを引き抜いて浄化する革。革の力を認めてツツガは革に降り、サニワの所有権を譲渡して昇華した。
こうしてガトヤはツツガが鬼神化する前の状態に戻る。それを遠目に見て驚いたカンナギは急ぎガトヤに上陸して革はどこにいるのかと探し回る。そこにツツガの最後の姿が現れてカンナギはツツガが革に降り、サニワも革の手に落ちたのをしる。そればかりか、ツツガは「あの無実の少年に何の用だ」と言う。
審判の劍神の所有者だったツツガが革の事を「無実の少年」と言い放った。少なくともガトヤの流人達はそれを聞いた筈だ。
革とコトハはカナテの手引きでガトヤを脱出するのだが、
ちょ、革さん、あんたなんでそんな格好してるの?w