PSYCHO-PASS サイコパス・第18話
槙島を護送中のヘリが墜落し、槙島は逃亡してしまった。現場に向かった一係の面々だったが、宜野座がドローンに近寄るのを遮られる。そこに局長到着。局長は説明をしてくれると言うが、その中で一係は槙島の確保に全力を挙げよと伝える。しかも槙島が逃げたのが厚生省内部からの手引きがあったと思われる為、そこを追求する為に槙島は身柄を安全に確保しろと言うのだ。しかも狡噛はこの件からは外せと。あまりに胡散臭い。宜野座も何故だと言うが局長はこれが縢を逃亡させた宜野座が失点を回復する為の温情だと言うのが分からんのかと深々とため息をついて言う。
槙島が警備課の捜査権から外されたと言う時と同じパターンでまたすごすごと引き下がって来た宜野座。今度はもう狡噛も怒鳴らない。その代わり、おかしいだろうと。おそらく上層部は我々が槙島を捕まえても普通に取り調べなどすまい。しかしそんな事を宜野座に言っても仕方ない。
流石にへこたれた宜野座だが、狡噛を一係の呪縛の外で動かせる様に画策する。一係同様に人員の足りなくなった二係に狡噛を貸し出し、二係の元で行動させようと言うのだ。二係の方も今回の件があまりにおかしいのを理解して一応預かるものの、目の届かない場所で勝手な行動はとらないでねと狡噛に言う。つまりはそう言う事ではある。
だがここにドローン集結。局長がやって来て、こんな小細工がきくとでも思ったのかと。そして局長はこの件をとらえて宜野座に狡噛を始末させようとした。勝手な行動を取った執行官に対して何をなすべきか。そうやって宜野座にドミネーターを構えさせたが、ドミネーターの判定した犯罪係数のパラライザーモードを、あの縢の時の様にエリミネーターに変形させる。このまま撃ったらどうなるか、それは誰しも分かっている事だ。
てっきり宜野座が自分の意志で局長に反抗するのかと思ったがそうじゃない。横から狡噛を撃った者が居た。それは朱だ。
朱がパラライザーモードで撃ったから狡噛は気絶で済んだ。そして朱は言う。宜野座さん、そのドミネーターは故障しているから修理に回した方が良いと。
凄いよ朱。成長したな。何をするのが良いか。そして何を言えばその場が収まるのか。それをすぐに判断して狡噛を救った。
病院で気がついた狡噛は、ベッドの横でうとうとしている朱を置いて一人で槙島を倒しに公安局を出て行く。シビュラシステムからはブラックリストにされた狡噛だが、幸い唐之杜の所にはあのヘルメットがあった。勝手に持ち出さないでよねと言うヘルメットを受け取って単身乗り出す狡噛。
局長の胡散臭さがもう隠す意図も無い程にぷんぷんとしていた一方、朱達のそれに対する狡噛への手助けが気持ちいい。
昨日からの噂で今回の出来映えがまずいらしいと聞いていたが、確かに喋ってもいない場面で口が動いていたり、カクカク動いたりした所もあったが、まあ邪神とかそんなのではなかった。サイコパスと言う作品の完成度としては許容出来ないと言う事なんだろう。