琴浦さん・第1話
これは・・・こう言う話だったのか、琴浦さん。
絵柄と公式サイトの絵からほのぼのギャグかと思ったのに。
人の心が聞こえてしまう琴浦さん。幼い頃は未だ凄いね何だか思ってる事あてちゃうんで済んでいたのが、段々それでは済まなくなって、学校ではみんなから忌避され、家庭では両親から遠ざけられ、挙げ句の果てに母親から見捨てられる。以来、誰とも接さない様になる琴浦さん。時間の経過とともにどんどん制服が変わっているから次々と転校していたのだろう。
それにしてもちょっと不思議なのは、ここまで明確に人の心が見えるなら何故両親か祖父はその事実を以て大学病院に行くとかしなかったのか。医師みんながとは言わないが、絶対興味を持つ医師が居て、研究させて欲しい、その代わり日常生活ではこうやって気をつけたらいいとかアドバイスしそうなものなのに。琴浦さん自身も何をやったらこんな事になるとか学習しても良さそうで、ことさら周囲と険悪になる道を選ばなくても良いのに。黙っていればいいんだから。
とりあえず、そこはこうなっちゃったと言う事を受け入れよう。
ところが今回転校した翠ヶ丘高校の真鍋義久は違っていた。何も考えてないと言うか、別の事しか考えてないと言うか。いきなりメタクソなイメージが琴浦さんに飛び込んで来た。
この学校でも時が経つにつれて琴浦さんが孤立して行くが、それとは全く逆に義久は琴浦さんに関わり出す。遂には義久を呼び出して、自分は相手の考えている事が読めるんだ、どうだ気持ち悪いでしょ、もう関わらないでと突き放すのだが、ここで義久の琴浦さんの引き留め方が凄い。
Hなイメージを浮かべて琴浦さんを引き留めるw
何と言う義久の精神攻撃。
義久にとっては考えている事が読まれるのは、Hな事を考えた時にそれを見られてしまって困っちゃう程度でしかなかった。それはいいんだけど、敢えて琴浦さんに関わるのはやっぱり疎外された状態を放っておけないと言う面からだろうか。それとも惚れた?w
そしてある日、街でトラックに轢かれそうになった時も、運転手の心が見えた琴浦さんに対して義久は全然気味悪がらずに俺はずっと一緒にいるぜ!と言ってくれた。
ようやく光明が見えた琴浦さん。義久のおかげでもうずっと危機が起きる事なく行けるのだろうか。
とりあえず実家が資産家らしいのと、祖父がOPの様子では未だ未だ元気そうなのが幸いかな。