まおゆう魔王勇者・第3話
まおゆう、面白いなあ。
今期の「見ていたらもう終わっちゃったよ」枠ですな。
3ヶ月経ち、三圃制農業から輪栽式農業への切り替え実験は順調らしい。次に魔王さんが打った手は馬鈴薯の栽培。ここの世界では今まで馬鈴薯の栽培をしていなかった所へどこから持ち込んだのか分からないが、馬鈴薯栽培を薦めようとする。小麦よりも痩せた土地・寒い土地での栽培に適しているから食糧難解消の一助となるだろうと。その為に教会の援助を受けようとする。
そこでやって来たのが湖の国の修道院。そこの修道院長に面会して助力を頼もうとしたら、修道院長は嘗て勇者と一緒だった女剣士。魔王を倒しに一人で居なくなったと思ったら、女連れでのこのことやって来たものだから激怒。
ともあれ、魔王の設定した事情を聞いたところ、今の境遇には一応納得したらしい。料理されて出された馬鈴薯を食べてみて、美味しいし、栄養もあるし、生産性も高い、こう言うのがあれば民の食糧難も解消されるだろうと、馬鈴薯に納得。そうは言っても修道院が出来る事には限りがあると言う女剣士に魔王は金銭援助ではなく、冬越し村に修道院を建て、新しい農業による高い生産性を農民に指導して欲しいと言う。さらに修道院を増やしてその農法を広めて欲しいと。
魔王さん、教会の力を借りてと言うのはこの事だったんだな。
女剣士は喜んで冬越し村に修道院を建てよう、そこには自分が行こうと言う。魔王とねんごろになっている勇者はそこに女剣士が来る事で面倒が起きてはと思うが、魔王は受け容れた。昔の女1号が来ても大丈夫だとw
冬越し村に戻った勇者は旅立ちの準備をしていた。女剣士から女魔法使いが単身魔界へ向かって行方知れずになっているのを探そうと言う事らしい。勇者の準備に気づいた魔王はそれも受け容れるが、そうは言っても昔の女1号に加えて昔の女2号まで勇者が探しに行くと言うのに、自分はまだ何もして貰っていないと焦りの気持ちを伝える。だから、可愛すぎだろ、魔王。
そんな魔王におでこにしかちゅー出来ない勇者。流石、DTだな!
ビビッドレッドに引き続いてでこちゅーとは残念だよ、勇者。
さて、魔王さん、手は教会だけでなく、中央諸国の「同盟」にも打っていた。同盟の青年商人にどんなに傾けても水平を保つ羅針盤を送りつけていた。同盟の中年商人や辣腕会計はこれはすごい発明で、同盟に大きな利益をもたらすだろうとは思ったが、これを送りつけてきた紅の学士の魂胆を考えずには居られなかった。辣腕会計の情報網によりその学士が教会とも関係があるのを知ってなおさらに。
さて、同盟はどう動くのか。
面白くなって来ましたなあ!!
ところで馬鈴薯にあまり頼り切るとアイルランドの大飢饉の様な事件もあるのでご注意ですよ、魔王さん。