AMNESIA・第1話
タイトルがタイトルだったのだが、まさに名が体を表すと言うか名塚がタイトルを表すと言うか、まさに名塚記憶喪失劇場。OPのクレジットでオトメイトと見えたのもあって、開始1分程度で乙女向けアニメと言うのは分かった。
そう言う訳で話の存立基盤的にはすぐさま要素は明らかになったが、名塚の語り口のおかげで不思議な興味を惹く。多分、名塚さんの力が無かったら数分で継続を止める決断をしたと思う。乙女アニメだから。でもこれが引っ張られちゃうんだ。困ったなw
男性向けだろうと女性向けだろうと、ハーレムアニメ(これはゲームが原作)は異性が基本線で主人公に好意的でないといけない。最初からとりつく島がなくて、そのままだと何の為に登場するキャラかよく分からない。最近じゃそう言う味付けがあるのかもしれないがw でもだからと言って最初からずっとべたべたな関係だとゲームや話にならない。良い関係性に最初からセットされているんだけど、未知の所から関係性を成立させて行くと言うのが狙いどころなら、このAMNESIAは記憶喪失によってそんな環境を作っている。取り敢えず気がついてみたら8月1日以前の記憶がすっぽり無くなってまわりでちやほやしてくれる男達の素性がさっぱり分からないと言う環境で。
とは言っても記憶喪失なので、ちやほやしてくれる男達が嬉しいとかそう言う以前に遙かに不安の方が大きいと言うのが名塚の演技でよく表現されている。
そして第1話の最後はちやほやされているのを気にくわない他の女の子から惨い仕打ちを受けて、ひょっとしてまた記憶喪失が悪化とか、そう言う事になるんだろうか。
と、タイトル通りの記憶喪失って事が前提だが、これは見方によっては統合失調症とかその辺りにならないのか。特にオリオンの存在がヤバイよなあ。幻聴だろそれ。しかも病院には行くなとか言うしw
高速道路が見えたあたりから「おや?」と思ったが、これ、デュラララやパパ聞きでおなじみの池袋じゃないか。まあ乙女ロードに親和性の高そうな作品だけど。