貧乏神が!・第13話・最終回
きれいな紅葉が自ら進んでゴミに汚れて表の紅葉に戻ろうとするも、もう既にこのきれいな紅葉に心をほだされていた市子は自力で拘束を破ってそれを引き留める。熊谷によるゴミ袋の砲撃から逃げる為に市子は紅葉を抱えてマンションの外へ。え、市子が安全に着地するには蘇民将来が必要なんだ。いつでも無事なのかと思っていた。二人の墜落死の危機に嵐丸が飛んで来てキャッチ。嵐丸も大概ヒトのなせる業じゃない事してるな。
熊谷と桃央のコンビは桃央の鼻を頼りに追跡をしようとするが、ゴミ臭のせいで桃央の鼻がしばし使い物にならなくなる。その隙に遠くに逃げようとする市子達の前に軽トラが。運転手は懋琵威だが、ああ、あのバイトでか。でもあれはどう見ても偽造免許なのに店主はバイトに雇った上に運転までやらせているのか。これは雇用者責任問われるぞ。
市子の私たちを乗せて隣町まで行って欲しいと言う要望を懋琵威は拒否。仕方なく市子は乗せてくれたら乳揉みでも何でもやらせてあげると言ったので、懋琵威はいちもにもなく承諾。色欲にかられた懋琵威が逃げるのに、それに追いつかんばかりで必死で追いかける熊谷。桃央に残された時間が僅かしかないと告げていたが、このままだと紅葉がどうにかなっちゃうんだろうか。裏紅葉にならないとエネルギーが摂取出来なくて消滅してしまうとか。
とにかく紅葉が逃げられれば良いと言う事で、追撃して来た桃央には嵐丸が対決。市子は蘇民将来を封じられているので、懋琵威から受け取った数珠で熊谷に対峙。だが、熊谷からは意外な事実を知らされた。きれいな紅葉になって7日7晩経つと紅葉はもう貧乏神の紅葉には戻れず、人間になってしまうと言うのだ。
いや、人間ならいいんじゃないの?って思ったが、正確には依り代の人形になってしまうと言う。納得できる様な納得できない様な。だって、綺麗になって神格が消えた様になるのは貧乏神だけじゃないのか。そして山吹とかは別に人間の視線を意識してなくても普段から人間の形になってるじゃないか。
ともかく貧乏神紅葉の消滅の危機に市子は悩む。そんな事がなければ今の紅葉の方がつきあいやすい。でも自分ではもう無意識の中で自覚していた様に、紅葉として認識していた人格は表紅葉の方。それを恵汰に気づかされ、全力で市子は紅葉の所へ。
見事なタイドアーチ橋(これ、大阪の十三大橋だよね?)の上に取り残され、淀川に落下しかけた所を市子が一旦救う。
そして次のタイミングで手を離して紅葉は川へ落下。いや、はしけが来ていた。あれ、塵芥運搬船だろ。そんな訳で全身ゴミまみれになって表の紅葉が復活。きれいな紅葉も捨てがたかったが、市子がパートナーに出来るのはやはりこの貧乏神が!なんだろう。
あ、一旦貧乏神に戻して、その晩また風呂に入れればいいんじゃない?w
この作品、出来映え的にはまあまあかなあ。一番納得できないのはめだかがぱんつ開放していたのに、なんでこっちはダメなのかと言う点w
そしてこの作品で一番、作品の中でと言うよりも、他の作品に比較しても一番気に入っていたのは、エンドカード。あの絵好きだった。とってもかわいい。