ココロコネクト・第13話・最終回
姫子に追求されて太一はフウセンカズラ2番目に口止めされていたにも拘わらず喋ってしまう。もし喋ったら大変にする、ずっとにする、そう言う2番目が出現。そして時間とは無関係に義文が元に戻り、今まで時間退行しなかった太一が退行してしまう。でも同時に2番目は奇妙な事も言う「まあいいか。もうさよならだから」。
時間退行が誰にどのタイミングで発生するのか分からなくなってしまい、もう対象時間外だからと言って家に帰る事が出来なくなり、解体予定のビルでずっと過ごす羽目に。しかし、そんな事を言っても親への連絡や申し開きはしなくてはならない訳で、唯の親は捜索願を出す所まで行っていた。
この状態のままはもう無理だからせめて親には話そうかと言う所で伊織が強く拒絶。やっぱりおかしかったからね。そんな伊織に母から電話があり、あまりよろしく無さそうな状況。ここで伊織はみんなに2番目の父親の話をする。それが今戻って来ているものの、やっぱり暴力的なのはあまり修まっていなかった。
そしてそこに2番目の父親からの電話。その直後から一体どうしたらいいのか途方に暮れる伊織。
一瞬時間退行して母の所に戻らなくちゃと言った伊織。元に戻っても自分一人で戻ってなんとかしようとするが、それを姫子が引き留める。そして太一も引き留める。ひとりで何とかする問題じゃない。伊織はもうひとりだけなんじゃないんだ。姫子の説得は結構理にかなっていて、以前はひとりでやろうとして失敗した。今度もひとりでやろうとするのかと。
漸く伊織はみんなに「助けて、くれますか」
とりあえず全員で伊織の家に駆けつけ、伊織がドアを叩いて2番目の父親が出て来そうになった所で肝心の伊織が時間退行。これじゃ一回立ち去るしかない。ココロの動揺が大きくなったり隙が出来た時に時間退行しそうな印象。
そこにフウセンカズラが登場。雰囲気からして1番目。伊織の時間退行をキャンセルし、これでもう今回の事はもう終わりだと。そしてフウセンカズラは続けて、伊織にやり直したいのか?と問う。今回は意図せず迷惑をかけたからお返しをしたいと。望むなら自分が失敗したと言う時点に迄戻してやろうと言うのだ。
なにこの試練w
フウセンカズラは一体どこまで5人を試しているんだろう。伊織にとってはかなりの誘惑だが、側の太一と姫子はこれは呑んではならない申し出だと感じる。勿論それは今の伊織である事が肝要な訳で、それを伝えかけたところでフウセンカズラからそれ以上言うなと止められる。止められても伝える術はある。
伊織も今の自分はこれまでの自分の上にある、だから過去を否定してい今の自分を否定しないと申し出を拒否。
フウセンカズラ、満足だったかな?
元に戻ってみんなで伊織の母と話してみれば、伊織も母もお互いにあまり父親の話をしていなかった、お互い相手が幸せなら今を我慢してもいいと思っていたのだ。なんだそう言う事だったんだよ。そこに戻って来た2番目の父親。母が一人で出て行って、一喝。強いなw
と言う事で様々な過去を引きずっていた文研部の5人も(太一はほとんど無かったが)フウセンカズラ事件でかえって解消。これで未来に向けて5人で歩み出す。
・・・と思ったら、伊織
「私は本当に八重樫太一の事が好きなんだろうか」
次回から「ミチランダム」
噂は流れていたからここで終わりと言う訳ではないとは分かっていたが、先に繋げたね。
ココロコネクト、随分と良かったと思う。多分あのイジメコネクト事件がなければもっと全然違う「ああ良かった」と言う印象で終われたと思う。でもあれはダメだった。あれで私個人としては作品への熱に冷水を浴びせられた。もうそれ以前ほどには思い入れられなかった。画面の裏にあんなのがあると思うと。
折角の作品をこんな状態にしてしまったそう言う制作陣(全員じゃない、と言う事を言っている)には、ヒトはどうあるべきかを考えて貰いたい。