人類は衰退しました・第7話
お菓子を欲しがる妖精さん。最初、これだけのお菓子が作れる職人は人類が衰退した今では僅かしか居ないとか言っていたのだが、「わたし」が「私がもうひとり居たらね」とか言った事で、じゃあ「わたし」には作れるんだとタイムラグを持って理解。しかし、妖精さんの前で迂闊な事を口走ってはいけません。クローンなら可能とか言い出したので速攻で否定した「わたし」だったが、クローンじゃなければいいのかと言う事になっちゃった。
さて、どうやら時系列はさらに遡って今回は助手さんが「わたし」の所に来る時の話らしい。祖父から助手を迎えに行って欲しいと言う依頼をされる。よく分からない人間に居場所を浸食されるのが嬉しくないと言う「わたし」。その後の話を知っている我々にとって、この頃の「わたし」は助手さんが入り込むのを嫌がっていたのかと感慨深い。
ところで時計が壊れてしまったので代わりはないかと言う「わたし」に祖父は腕日時計を渡す。嘗て祖母と結婚する前にある女性から貰ったと言う曰く付きのものだ。あまり役には立ちそうにないけど。雨の日とか使えない。なんでこんなものと思ったが、今回のこの後の話を見るとひょっとしてこの腕日時計はこれを受け取った「わたし」がさらに過去に遡って祖父にあげるんじゃなかろうか。

助手を迎えに行く途中、妖精さんからバナナを貰う「わたし」。でもこのバナナ、味がしない。妖精さんの「味、要りますか?」が先を見たら意味がありすぎだった。この時点では単にお菓子が食べたい妖精さんが試しにバナナを作ってみたものの味を付け忘れただけの様に見たのだが、このバナナはバナナとして食べる為とは別の機能の為に作られたから「味、要りますか?」に意味があった様だ。
気がついてみると約束の13時を回ってしまっていた。それを「チャリオット」に乗った祖父に難詰される「わたし」。「チャリを引き取りに」ってのが変だなあと思ったら「チャリオット引き取りに」だったのかい!
約束の場所に行ってみたら誰もおらず、時間が過ぎてしまったせいかと思ったら、助手を連れて来る筈だった女医が彼が居なくなってしまったと言う。そこで二人で手分けして探す事になった。助手を探しに林に入ってみた「わたし」は謎の女性に会う。って、それどう見ても「わたし」じゃないのか。
一緒に林の中を歩いてみると林の中に突如竈が。犬を見かけて足を踏み出したところで何かを踏んでスリップする「わたし」。スリップって、こりゃ今回の話はタイムスリップかい。サブタイは「妖精さんの、じかんかつようじゅつ」だし。
「わたし」が国連調定官事務所に入ると祖父から助手を迎えに行って欲しいと頼まれる。戻りましたな、時間。もう一度その時間の流れに添って進むが、時計が欲しいと言う「わたし」に対して祖父が腕日時計を渡そうとしてもそれは無い。無いと言うか、既に「わたし」の腕にある。
さて、ここから奇妙なループが開始。少しづつ状況が異なり、そしてバナナが美味しくなる。
決定的なのは「女性」がどんどん増えて行く事だ。
妖精さん、クローンがダメならタイムスリップで「わたし」の存在を重ねればいいじゃない、と言う挙に出たか。竈のある林の中の空間、しかもその林は木が等間隔で生えていると言ういかにもな場所は過去から切り離された「やさしい空間」だそうだ。なんだその「やさしい空間」ってと悩む「わたし」。量子的なゆらぎに対してやさしいのかと思案するが、衰退したと言えどもそう言う知識は失われていないのか。
で、結論は「誰にでもやさしい男は要注意」

なんだこの顔w
さらに増殖した「わたし」。

一体何回スリップしたらこうなるんだ。その中で妖精さんからバナナを貰ってバナナ春巻きを作る。バナナ春巻きって・・・、バナナクレープの方が美味しそうなのに。加熱してもスリップが起きると言うのを試してみたかったのか。
またもスリップした先の世界線。そこには犬が沢山いて、何となく予想していた「アロハシャツ」の似合う男性がいた。
漸く助手さん登場。

