恋と選挙とチョコレート・第8話
小一時間この部屋でいたしましょう、と言う意味深な話をし、今回の冒頭であやしげな会話をしたにもかかわらず、前回の予告で将棋をしているシーンを流してしまったせいで全てが台無しに。
ところが小一時間では痴漢追及の手は収まらず裕樹は出るに出られずそのまま皐月の部屋に留まる事になる。こうして二人きりの深夜のさしあいになるのだが、その時に皐月はやはり裕樹が葉月とキスをしたと言うのが気になって問い詰める。裕樹はあれは事故だったと言うが、じゃあ私の場合も事故ならいいのかと。皐月は今回相当裕樹に対して積極的な姿勢を見せるが、これは皐月のどの気落ち由来かね。一応ゲーム原作のアニメだから大した理由もなく女の子が主人公に好意を寄せるのはありなのでそこ由来の気持ちはあるだろう。それに加えて事情のありそうな姉が親しくしている相手だから自分もと言う気持ちもあるのかもしれない。
結局朝帰り。その割りには眠たそうじゃないので、これは途中で寝たと言う事ですね!w
非常階段を使って降りるのに皐月が裕樹を下まで見送るので、これは一緒に居る所を誰かに見られるんだろうなと思ったら葉月に見られた。もっとも葉月のおかげで皐月と裕樹のあやうそうな関係は一回頭を冷やす事が出来た訳だが。そして朝帰りを見ていたのは葉月だけでなく未散も。原作ではどうなのか分からないが、未散は存在感が薄いなあ。こんな感じで画面に挿入されているけど、存在意義が感じられない。少なくともアニメでは。
合宿のおかげで本選の準備は順調に進行。希美はレクリエーションとして肝試しをやろうと言う。作業も進んでいるし、いいんじゃない?と言う事になったが、裕樹とペアを組んだ千里が妙な感じ。私の事は気にしてくれないのかと言い出した。その原因は酔いつぶれた葉月を裕樹が介抱したと言うものだが、あれは単に送り届けただけだと。でもその後の裕樹の言い分がおかしい。だから千里の事だってちゃんと気にかけると言うが、でもそれは恋じゃないと。なんでわざわざそんな事言うの?
さて風呂上がりで合宿棟に戻ると思われる裕樹(これも建物の関係が分かりにくい)、またも葉月と遭遇。葉月は葉月で皐月の事でやはり裕樹に絡んでくるのだが、じゃあ真面目に好きだと言えば良いのかと、真顔で「好きだ」と。しかしこれには裕樹だって困るよね。いくら普段から親しくしているとは言っても相手は教師なんだし、ここでどう反応していいのか悩むだろう。保留ってのは仕方あるまい。
そこで葉月は皐月に裕樹をかけて勝負しようと。さらには皐月が買ったら皐月が知りたい事を話してやると。両方の条件で皐月は受けたと思われ、またも皐月の部屋で今度は皐月と葉月の将棋の勝負。この姉妹、将棋が得意なのか。このあとソラで勝負するしなあ。しかし何でまた将棋。
この勝負のおかげで葉月は皐月に本当の事を話すきっかけが出来る。実はキャラの名前の確認の為にWikipediaを見に行っていたのだが、その時に葉月の項目で「学園教師で皐月の実姉」と言うのをうっかり見てしまっていた。だから葉月が過去を話し始めた時に皐月が異母妹と言う話になって「あれ?」と思った。ところがさらに話が進むと実は葉月と皐月は同じ母から生まれたと言うのが分かる。葉月は自分の子供でもないのに育ててくれた母親の事がないがしろにされるのが許せなかった。だから実家に反発していた。そりゃそうだ。育ての親は大切なものだ。それが無体な扱いを受けるとか許せないだろう。この事を初めて知った皐月は今迄の事が申し訳ないと涙する。
と言う訳で、裕樹がたまたま媒体になって東雲姉妹の間の蟠りが解消された訳ではあるが、東雲皐月と懇意になって密会しているのを毛利派がキャッチ。本人はどう思っているかは分からないが、とりあえず対立候補などに利用されない様にと注意を部下に促す。
どこかで利用されそうだね。