未来日記・第18話
Aパートは過去に遡った。由乃が雪輝を付け狙い始めたw頃の話。みかけだけで判断する他の生徒とは雪輝は違うと言うが、それだけで雪輝ラヴになったのはイマイチ分からない。が、ともかくその頃から由乃は「ゆっきー」一筋だったのだ。
ところが雪輝がラブレターを持っているのを目撃。委員長の若葉萌絵宛だった。本当にこの手の場面は登場人物の視力が異様に凄い。そしてよりにもよって文化祭の準備の買い物を先生が雪輝と萌絵に買いに行かせた事で、その二人きりになった時にラブレターが渡されるのではないかと予想した由乃が阻止に動く。って言うか、あんなまだるっこしい事していないで未来日記でどうなるのか・・・って、この時点では未だ未来日記を持ってないのか。
色々妨害があったものの、雪輝はなんとかラブレターを萌絵に渡せた。
凄い場所でだけどw
そして萌絵はそれを断った。
命拾いしたな萌絵w
この話で由乃がどう言う経緯で両親を殺したのかが語られる。テストの点数が悪かったとか口答えしたとかで毎回檻に入れられていて苦しんでいた由乃が睡眠薬で眠らせた両親を逆に檻の中に入れ、そのまま放置して殺したのだ。その割りにはその後の由乃には殺人技術の素養がありすぎなんじゃないかと。
Bパートが前回からの続き。母を生き返らせてくれと言う雪輝にデウス・エクス・マキナはそれは無理だと言う。デウス・エクス・マキナももう力を失いつつある。そしてムルムルが言うにはそれを成し遂げたいのであれば、このゲームに勝ち残って雪輝が神になる事だと言う。確かにそうで、とうとう雪輝にはこの殺し合いを生き残る目的が出来てしまった。今迄は死にたくないだけでゲームをやらされていたのが、相手を殺す理由が出来てしまったのだ。
雪輝の所にのこのことやって来た父親九郎。雪輝は母を殺した事を自首しろと言うが証拠がないだろうと言う九郎。九郎の荷物の中に質札を見た雪輝は母殺害の道具が質屋に一時的に預けられていると見て、父親が質屋に行くのを追う。そして桜見神社に着いた所で荷物を奪って中を開けてみたらそれは天体望遠鏡だった。
九郎は実は礼亜にお参りして、あの果たせなかった約束の天体望遠鏡を質屋から出して、身の回りの整理をしてから自首しようとしていたと言う。そして出所した暁にはまた一緒に住んでくれるかと雪輝に言う。本当だろうか。この作品が「いい話」で終わらせる訳がない。また九郎は嘘をついているのだろうかと思ったら、事態は違う方に動いた。
神社に潜んでいた妙な男達が九郎を刺殺してしまう。母親に続いて父親までも亡くした雪輝にはムルムルが言ったあの言葉が突き刺さる。生き返らせたくば雪輝が神になってそれを行えと。とうとう雪輝は自分の意志に基づいて襲いかかって来た男達を殺す挙に出る。男達の攻撃は未来日記でお見通しだから雪輝と言えども五分以上に戦える。よくもまああんな状態で日記が見られると思うがw
そこに由乃も参戦。殺し慣れた由乃は三人目をあっさり屠る。
雪輝は由乃にこのゲームで勝ち残る決意を告げるが、それはとりもなおさず由乃も殺すと言う事だ。だが由乃はそれを受け容れる。自分の存在意義は雪輝にあるのだからと。
死んだ人間をどうこう出来ると言うのであれば、雪輝はこのゲームで相手をみんな殺しても、その参加者も含めて生き返らせて組み替えられる世界を作る事が出来そうではないか。これまで消えて行ったプレヤーは誰も彼もが自分の望みだけを叶える為に参加していたのとはちょっと毛色が違う。案外そう言う所に落着点があるのかもしれない。
今回の刺客がどうも11thの送り込んだ者らしい。いよいよ11thも本格参戦か。残ったのはその11thと児童養護施設「母の里」の8thかなと一瞬思ったが、そう言えば肝心の9thみねね様が残っているじゃないか。今回ゲームプレヤーを殺して神になる決意をした雪輝だが、既に顔見知りになっているみねねを殺せるのか?