未来日記・第16話
雪輝を訪問する人物あり。誰かと思ったら雪輝の父親の九郎。雪輝の両親は離婚していたのだ。それが雪輝が怪我をして入院したと聞いてやって来たのか(と、この時点ではそう思った。あ、そう言えば由乃と一緒に星を見に行く時に父親と連絡を取っていたか)。この九郎が雪輝の父親とは到底思えない様なぶっちゃけた性格。もっとも母親の礼亜も結構そうだったな。
雪輝の願いは父と母が再婚してまた以前の様な生活に戻り、一緒に星を見に行きたいと言うもので、今回雪輝の所にやって来た九郎と勝負する事で図らずしもそれがかないかける。雪輝が勝負に勝ったら望みを叶えると言う形で。
ところがこの勝負が酷いwそう体力のある訳でも無い雪輝に九郎は敵わないのに、インチキルールで勝ってる。ここまで全敗の雪輝は最後の勝負で勝っても仕方ないと思うが、よくある話で最後の勝負はボーナス点ありで一気にひっくり返せる。それを聞いた雪輝の反応もお約束の「今迄のは・・・」。
警戒していた由乃もいい人で良かったねと包丁を引き下げてAパートは終わり。
こんなほのぼの回でもオチは由乃の怖い場面で引くのかいと思ったら、この作品はやっぱりそんな生やさしい作品ではなかった。
前回、何故7thの二人は雪輝と由乃の携帯を破壊しなかったのだろうと書いたが、9thみねねを二人の前に登場させる事で7th達の必勝手口がありそうに雪輝・由乃の未来日記に表示させて様子をみさせた為と言う説明があったが、とすると高坂邸炎上の時には二人の未来日記にはもうその事が書かれていたと言う事か。だから入手した7thが二人の携帯をその場では破壊しなかったと。
Aパートでほのぼの父親かと思わせておいた九郎はBパートで一転してクズ人間の側面をさらけ出す。雪輝の病室で何を漁っているのかと思ったら、雪輝の携帯だった。そしてそれは借金棒引きの条件として示されたものだった。借金の為に息子の携帯を差し出す九郎。ただ、雪輝の携帯を破壊する行為が何をもたらすのかは分かっていないらしい。そうは言っても、そんな事で借金が棒引きになる事に疑問は感じないのだろうか。感じても「未来日記」なんて事態はとても想定出来ないか。
だから7thに呼び出された時、マルコと雪輝が戦っている時にマルコが置いた雪輝の携帯に九郎は飛びついた。そして破壊に及ぶ。恐るべき事に由乃はあんな遠くにある携帯の表面の傷の無さを見てあれが偽物である事を見抜いていた。そして本物はブーケの中にあると。
由乃の超人的な能力は異常。
これで漸く雪輝・由乃の携帯は本人達の手元に戻った訳だが、戦闘能力的には未だ7thのペアの方が上に見えたところでみねねの仕掛けた爆弾が炸裂。崩れる桜見タワー。
こんな時も雪輝は由乃を選ばざるを得ないとはなあ。
こう言うタワー、日本にあったっけ?