ハイスクールD×D・第1話
AT-Xでは華々しく見えたので地上波では華々しく隠されるだろう、と言う噂だけは聞いていたハイスクールD×D。確かに華々しく隠されていた。最初は♪かと思ったが、D×DのDなのか。
ハーレムな高校生活を目指して元女子校だった駒王学園に入学した兵藤一誠・松田・元浜の変態三人組。しかし一年を無駄に過ごし、二年目の春になってもハーレムどころか胸をアレする事すら出来ない。まあ高校二年でアレ出来ない人数は普通に多いとは思うが。その一方でちゃんとハーレムしてるヤツはいる。こいつは単純な脇キャラかと思ったら、EDを見るとそうでもなさそう。第1話ではこれだけだが。
嘆きの一誠がふと札幌演武場旧校舎を見上げるとそこには赤い髪の三年生の先輩のリアス・グレモリーが。
ところがある日の帰り道、歩道橋の上で一誠に告白する子が居た。天野夕麻。
どう見ても罠です
罠でなかったら妄想かと思ったが、順当に彼女と言う事になっている。紹介された松田と元浜は悔し涙にくれる。そんな二人を出し抜いた感じで一誠は夕麻とのデートにまで進み、その日の夕方、公園に来た所で遂に運命のお願い。夕麻と落ち合う前に一誠が受け取った怪しいチラシがデートの妨げになるんじゃないかと思ったら、それは逆で、正体を顕した(と言っても何なのか分からないけど)夕麻に貫き殺された筈の一誠が最後に願ったあの窓辺のリアス先輩への思いのおかげでどうやら命は助けられる。
それにしても夕麻は一誠の中にセイクリがあるのとか何とか言っていた。
お前は「イシ」でも持ってるのか、一誠。
ところが松田・元浜からは夕麻の存在がすっぽり抜けている。痕跡を残さずに消えたのか。じゃあ何事も無かったかの様に元に戻ったのかと思ったらそうではなくて、一誠には奇妙な能力がついていた。暗くなる事で視界は冴え、聴力も冴える。そして立ち寄ったあの刺し殺された筈の公園で謎の男に出くわしたら、身体能力まで上がっているのが分かった。この男、第一声がまるで天界の人間の様な口ぶりだったが、羽は黒い。じゃあ夕麻との関連性は何なのだろう。別に連携している様には見えないが。
そしてこの男によってまたも一誠は刺し貫かれる。今度は夕麻の時とは違って激しく痛い。ここで夕麻とこの男は属性が違うのかと思ったのだが、違ったのは夕麻に殺される前と今との一誠の身体のつくりなんだろう。
そして今回はリアス先輩とその一派が出現。男を「堕ちた天使」と言い、一誠に手を出すのは許さないと言う。またも殺されたかと思って目が覚めた一誠が隣に見たものは裸のリアス先輩だった。どうやら一誠はリアス一派に組み込まれたらしいが、それとこの同衾とどんな関係が。
微妙に「いちばんうしろの大魔王」臭がした。
この後の話次第かな。