Stereo(ステレオ)2012年1月号付属のデジタルアンプでお安いコンポ
あれは今年の夏だったろうか。それとももう少し前か。秋葉原のあちこちのジャンク屋で高さ24cm程の木製の一見普通のスピーカーが960円(980円だったかも)で売られているのを見つけた。
(左のがそう。右隣はONKYO D-P1)
スピーカーコードで結線するので、見た目は非常に普通なスピーカーだ。これでお安く(D-P1を繋げていない)PCの音の環境が良くなるのだろうかと試してみたかったが、いかんせんPC->アンプ->スピーカーと繋げるべきお手頃アンプが無い。真面目にデジタルアンプとか買うと結構なお値段でスピーカーを960円で調達する意味が無い。心にひっかかったまま見過ごしていたら、やがてぽつりぽつりと扱い店が無くなり、秋を過ぎた辺りではGFでしか店頭では見かけなくなった。スピーカーケーブルで繋げる物なのに、みんなそんなに繋げる道具を持っているのだろうか。ところが、GFの在庫は全然無くならない。いつ行っても店頭に並んでいる。そんな時に話が聞こえてきたのがステレオ2012年1月号にデジタルアンプが付録でついて来ると言う話だ。2,800円。少なくともステレオなら出所がはっきりした品物で、それでいてデジタルアンプが2,800円で手に入るのならこれは確保しておくべきだろうとAmazonに注文したのが10月24日。それが昨日到着した。
スピーカーの方はステレオを予約した次の土曜日の10月29日に秋葉原のGFで購入した。その後も少なくとも先週まではGFで未だ売られているのを見かけた。
さっそくデジタルアンプを簡単に組み立てて、スピーカーケーブルでスピーカーと結線し(スピーカー付属)、RCAケーブルでPCと繋げた。NAXOS Music Libraryでスクロバチェフスキー指揮のブルックナーの交響曲第2番第4楽章を鳴らしてみたらきちんと音が出る(当初は出力をちょっと気にしていた)。うーん、まあそこそこかな。何かちょっと高音が籠もる感じがする。その後ショスタコーヴィチ交響曲第5番第4楽章、モーツァルト交響曲第41番第4楽章、ブラームスピアノ協奏曲第1番第1楽章を聴いてみたがやっぱりそんな感じ。ヴァーグナー楽劇トリスタンとイゾルデ第1幕の最後の場面でもやはりそう言う感じだった。
そもそもスピーカーが得体の知れない安物ですからねえ。
それでも中堅のPCアクティブスピーカーセットよりはいい音になってるんじゃなかろうか。2,800円+960円なのだからコスト以上の音が出ていると思う。
こうなってくるとスピーカーをそれなりの物につなぎ替えて聴いてみたくなる。しかし、それでは960円で入手したスピーカーでそこそこの音をと言う目的から外れ始め、妙な高額化スパイラルに陥っている気がするw
※Amazonはもう品切れになってるので楽天ブックスへのリンク
【送料無料】stereo (ステレオ) 2012年 01月号 [雑誌] |