ちはやふる・第12話
前回も書いたが北央学園だって近江に行きたい思いはある。それを体現してくれたのがヒョロくん。カップへの執着や、太一への大会メモの提供とか。
東京地区で優勝して近江神宮へと言う状況にまで辿り着いた千早だったが、ここまで無我夢中で来た千早に自分がどう言う状況なのかを見直す事象が起きる。
これまで綾瀬家では姉の千歳が家族の話題の中心だった。それはこれまでは千早にこれと言った大きな出来事がなかった為でもあったのだが、今回は違う。東京地区大会で優勝して近江神宮の全国大会へ行く事になったのだ。しかしたまたまそれを言おうとしたタイミングで千歳のTV出演の話題が入り込む。千歳、女優として大河ドラマに出る事まで狙っているのか。目標持ってるなあ。
も、もうちょっと(by土屋康太)
その中で家のローンの話が出て来る。うむ、娘を二人も抱えたらローンも毎月そうは多くは払えまい。
自分の地区大会優勝を言えなかった千早、そして全国大会に行かせてと言い出せなかった千早が、初めて綾瀬家での自分の薄さを噛み締めたかもしれない。
顧問の宮内先生は元々の顧問だったテニス部の方にご執心で、全国大会の引率は引き受けてくれなかった。代役は柴田先生。但し滋賀県に行きたい理由は鳥人間コンテストを見たいから。滋賀県の豊郷小学校に行きたかったらじゃないのね。宮内先生、顧問は引き受けたものの、あまりかるた部の事を理解していなかったのか。「カルタ」って聞いて正月のカルタの様な印象だったのだろうか。ところが今回の最後の方で千早達の激しい部活を見て見方を変えた。トロフィーは校長室前の所にちゃんと飾り、近江神宮にも一緒に行くと。
全国大会までの僅かな時間でもっと強化しようと言う事で、優征・奏・勉は優征の師匠がやっている事もあって翠北会へ、千早と太一は白波会へ。原田先生、よく来たとばかりにみっちりと指導をする。しかしかえって千早には迷いが出た様子だった。ここは部長太一が千早を励ます。ヒョロくんの持って来てくれた大会の為のメモの話をして北央学園を漬け物石みたいに思うなと。良い例えだが、太一、よくもまあ漬け物石なんてのを思いついたな。最近の子供じゃ見た事ないだろうし、ましてや真島母が漬け物をする風景など想像出来んw
今回、一度に色々心迷う所が多かった千早も、最後に自宅でも地区大会優勝の新聞記事が切り抜かれているのを見て、自分も両親からちゃんと見守られているのを初めて知る。て言うか、以前のと思われる陸上の大会記事までスクラップされているって、今迄自分のスクラップブックに気づかなかったのか。それにしても綾瀬両親、イイ意味での親ばかだなあ。
さて、もう近江神宮に来ちゃったよ。そして次回は1月3日放送。やっぱり2クールなんだけど、後半1クールは全国大会→どこかで敗退→雪辱するぞーとか、そう言う流れになるんだろうか。
「茜指す紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」
おや、額田王、知ってる歌が出たと思ったが、これは百人一首じゃなかったか。