猫神やおよろず・第8話
繭が鎮葉相手の丁半博打で「すってんてん」。負けのかたに不足分はゲームを1本取り上げる事にする鎮葉。繭はそのゲームには汗水鼻垂らして丹精して育てたデータが入っていると言うが、そのパッケージの雰囲気ではCDとかDVDとかリードオンリー系の円盤が入っていそうなんだが、プレイデータが入っているのか。
鎮葉にゲームを取り上げられた繭だが、どうしても諦めきれない。しかもその諦めきれ無さは妙に一見生産的な姿で現れて来る。中古品として売り払われれば未だ誰かがゲームとして利用されるだろうが、そのまま死蔵されたらもうゲームとして陽の目を見る事も無くなり、さらにはポイ捨てされて雨ざらしのじょんじょろばきばきと言うもっと悲惨な事になりかねないと。
そこで奪取作戦として柚子と稲荷神社にバイトで入る事にする。何故柚子を巻き込むかとも思ったが、ゴン太を良い様にあやつるには柚子が必要か。おかげで柚子に目がくらんだゴン太が何も考えずに巫女さんのバイトに雇ってくれた。おまけにゴン太は柚子の方について行ったので繭は自由に探し回る事が可能に。
一方でゴン太は柚子と二人きりで片付けをして妄想を逞しゅうする。そんな時に柚子がうっかり本を手元からぽろり。
ぽろり、未だ有効かよ!
大体、もう海辺じゃなくて巫女さんの装束でぽろりは無いだろと思ったが、二回目までぽろり有効か、どんだけ煩悩があるんだゴン太。
ゴン太がこんな感じですっかり柚子につきっきりのすきに繭は苦労して何とかゲームを発見。見まごう事なきあのゲーム。
こっちがつっこまなくても作中でつっこまれてるよ。
ところがそこに鎮葉がやって来たので気づかれない様にkonozamaの箱の中に潜伏。
konozamaいいのかテレ東(テレ東じゃないけど)。それにしてもあの位置ならもうとっくに気づかれていても良さそうなのに。あからさまに妖しい箱だったのに鎮葉はそのまま放置して、しかも迂闊にも細工したサイコロの事をぽろりと言ってしまう。ほらゴン太こっちでもぽろりだぞ。
繭から身ぐるみ剥いだあの勝負もいかさまサイコロを使ったのかと責める繭。あの勝負で使ったと言う証拠など無いとしらばっくれる鎮葉。そこで裁定に入ったのが芳乃のじいさん勝堂。今一度じいさんの用意したサイコロで勝負をして勝った方がの言い分を取ろうと。伝統的に神判ですな。
繭がサイコロをふった時に別のサイコロに入れ替えたのを見て取った鎮葉はこれがいかさまサイコロと思って丁に賭けるが結果は半。元々手にしていたのがいかさまサイコロで入れ替えて実際に使ったのが本物のサイコロだったのだ。但しそうすると丁半どちらが出るかは確率は1/2なんだけどね。
かくてゲームは繭に返される事になったのだが、そんな目の前に居る相手に何でゴン太経由で渡すんだよと思ったらあのゲームはゴン太が以前繭に貸して繭がそのまま返していないものだった。ひでえオチw
結局繭のゲームへの熱意にゴン太はそのまま繭にくれてやる事になる。喜んだ繭は目的を達して帰宅。但し柚子を置き去りにして。
さて、更正してまっとうな商売を始めたと思っていたあの元社長と元社員だが、ナンプラーラーメンが当たっておかしな事になりだしたぞ。しゃものご機嫌を損ねて、またもお店が潰れるんじゃないのか。