花咲くいろは・第26話・最終回
ぼんぼり祭、イイ感じだね。湯乃鷺があんなに賑やかに。喜翆荘のみんなも願い札を書いてぼんぼりの下とか札掛け場とかに吊す。素晴らしい偶然によってそれは関係者に見られる訳だがw それにしても緒花も民子も純粋な願いだなあ。
豆じいの送別会の場で縁は女将の喜翆荘を閉じると言うのに合意すると表明した。未だ旅館経営をする器じゃないのでもっと修行してから改めて喜翆荘を始めたいと。みんなもそれに同意して、再会の暁には何を置いても駆けつけると言う。しかし、縁が今は旅館経営の器じゃないと言うが、この先も器じゃないんじゃないか。巴、旦那を置いてきてもって、あてが未だないじゃないかw
ぼんぼり祭にやって来た考ちゃん、「変な人」の部屋に泊まる事になった。気の毒なw そもそもその変な人の部屋じゃ皐月が想像する様なけしからん事など出来ないじゃないか。そして緒花は民子や菜子と一緒にいつもの部屋で寝る事に。その晩はつもる話もあったかもしれないが、早朝にコンビニに買い物に行く三人。喜翆荘の最後の姿を見上げる。写真撮っておけよ、もうこの姿では見られないかもしれないんだから。
みんなが居なくなった喜翆荘で女将が過去の思い出に耽っていると、奥の方で叫び声が聞こえる。緒花が最後の床拭きをしていたのだ。乗り遅れて次の汽車まで時間があるからと緒花は言うが、それだけではあるまい。スイを泣かせるとは、緒花め。それにしても僅かな期間ですっかり地元に馴染んだものだ。「次の汽車まで」って、ずっと東京で育った人間なら普通は「次の電車まで」と言ってしまうのに。
最後にスイは喜翆荘の業務日誌を緒花に託す。喜翆荘を再開した場合に業務日誌を持つに相応しいのはやはり緒花だと思い定めたのだろう。
喜翆荘の面々は新しい場で生活を始める。エニシング夫妻は福屋か。次郎丸は小説の応募を銭湯で働きながら。マンガの原作書いた方がいいんじゃないのか。蓮二と徹は別の所?民子は徹と同じかどうかは分からないが徹の推薦で見習いが決まった様だ。菜子は水泳教室のインストラクターか。巴は料理屋に入ったみたいだが、大丈夫なのかw
そして緒花は元通りに徹と(多分)同じ高校へ。でも旅館業の事は忘れていない。
縁はともかく緒花が居れば卒業後に喜翆荘は再開出来るかもしれない。
スタートした当時ほどの鮮烈さは2クール維持するのはなかなか難しかったかもしれないが(特に緒花の顕著な成長物語は序盤だけだったし)それでも楽しめた作品だった。寝るのが早い私は当初は深夜録画に任せて翌日見る形態だったが、22:30までこれを見てから寝る事に変更した程だし。
うざいと思われる面もあるかもしれない主人公の緒花だが、私はとても好感を持って見ていた。こんないい子は滅多にいるもんじゃない。孝一みたいな真面目で純情な子でなかったらお相手を許さない所だw