輪るピングドラム・第10話
晶馬、無傷!
いや、全くの無傷じゃないけど、目を覚ましてすぐに起き上がれる程に無傷。
なんじゃそりゃあ。ひょっとして帽子様の御加護なのか。
神メモの彩夏にちょっとでも力を分けてやれよ。
ともかく晶馬は事実上の無傷で目が覚めたので病室に苹果を入れて冠葉と陽鞠はカフェテラスへ。そこで陽鞠は「すけこまし」の冠葉に女の子から貰ったプレゼントで何が嬉しかったのかを聞いたが、冠葉にはそんなものが無いと言う。じゃあ逆に貰って困ったのはと言ったらぺらぺらと喋り始めた挙げ句に最悪なのが手編みのセーターとか。
おい、それ、編み棒持ってる陽鞠を前にして言う事かよ!
流石にすぐに気がついて陽鞠の手編みのマフラーならサハラ砂漠であろうとしてみせると。まあそう言う事ですな。誰から貰うかが問題。
病室の方では鞄の端からのぞいたやぶれたスケジュール帳を晶馬が見とがめる。苹果、なんでそんな見える場所にスケジュール帳を入れてるんだ。見て欲しかったとしか言えないだろ。そんな所にどう見ても真砂子が化けた看護婦登場。食事の用意が出来たとか。露骨に何かをプリンに入れている。多分睡眠薬?
お茶が無いとか言って苹果を追い払ったところで睡眠薬が効いて晶馬ばったり。
なんで前に倒れる。そんなに身体が柔らかいのか。私なんて90度にすらなれないと言うのに。
斯くて晶馬を人質にしてスケジュール帳の残りを持って来いと冠葉にメールが入る。冠葉はダミーの品物を持ってC棟の屋上に行くが、真砂子の影と追いかけっこをしている間に妙な世界へ。
なんでドヴォルザークの交響曲第9番の第2楽章がこんな割れた音で響き渡るんだよ。
そして出現するのはあの冠葉が言った嫌な贈り物。最後には編みかけのセーターまで。
冠葉がドヴォルザークな世界に誘き出されている間に苹果には本当の脅迫メールが届いて、スケジュール帳の残りを指定の場所から放り投げろと言われる。苹果は言われるがままにスケジュール帳を放り出して奪われるのだが、これで完全に高倉陣営から遠い所に行ってしまったな。まあ、ピングドラムかどうかの確証は無いんだが。
冠葉の方は晶馬の所に辿り着けたものの、真砂子に弄ばれてちゅーされたんですけど。
さて、真砂子の目的はどこにあるのか。このやり方だと別に冠葉にちゅーするとかそっちは本命ではなさそうだが。狩は始まったばかりと言うし、真砂子の方にも帽子様たる夏芽マリオも居るし。
「生存、戦略ぅー!」
中の人は兄好きでBL狂の繭佳をやった人か。