猫神やおよろず・第10話
月の蔵を守るお役目を担う蔵菊理姫神とその弟子の天音。くくりって詩緒が隻になってるあのククリかよ(藁(懐かしいなこれも))とか無知な私は突っ込んでしまったが、実際その通りらしい。
天音が前衛、菊理姫がその間に一網打尽の攻撃をする、で済む筈だったが撃ち漏らした鼠を天音が見つけて退治する。だが菊理姫は既に逃げようとした鼠まで撃つ必要はないと言う。これ、この後で繭も同じ事を言うのだが、そんな余裕があるのは神様だからなじゃいの。余裕の無い人間ごときだと、そう言う相手は全滅させて後顧の憂いを絶たないと何度も同じ攻撃を受ける間にこっちがやられるからね。
そこにツクヨミがやって来て二人をねぎらう。ところがお茶をいれてツクヨミと菊理姫の所に戻って来た天音はツクヨミが繭を呼んで菊理姫のお役目を手伝わせ様と言っていた。これを聞いて飛び出した天音。八百万堂の繭の所へ天下った。
その繭は母の天倉守灯媛からの呼び出しを受けていた所だった。だがすっかり八百万堂での怠惰な生活wに慣れきった繭は天界に戻る事を嫌がる。そして例によってゲーム三昧をと「KOKUMIN TEKI RPG」を起動するのだが、やって来た天音に思いっきり殴られる。自分の代わりにツクヨミに呼ばれ様としているお前が何やっとんじゃと。
天音は繭がツクヨミによって菊理姫のパートナーに選ばれたと伝える。柚子や笹鳴は素直におめでとうと言うが、ゴン太はそれは何かの間違いだと。まあ、どっちかと言うとゴン太の反応の方が正しい気がする。毎日喰っちゃゲーム、喰っちゃゲームの繭が何故にと。
ゴン太には腹を立てるが繭自身もどう言う事なのかツクヨミの真意を問い質したいから月へ行こうと言う。天界には行かずに。天音はなぜ素直に受け容れないのか不思議に思うが繭はこっちの生活の方が楽しいからだと。
とりあえずこの日は八百万堂に泊まる事になった天音だが、昼から来ていた笹鳴やゴン太が一緒に夕食をとるのみならず、メイ子と芳乃もやって来て例によって千客万来(八百万堂の客じゃないけど)。繭の奇妙な神徳をちょっと感じた様だ。
「けちけちすんなー」w
夜になって寝静まった所で鼠の気配を感じて外に出た天音だったが、その天音の殺気で起きた繭と屋台ラーメンを食べる事に。あのナンプラーラーメンじゃないか。やっぱりあの店はダメになったか。しゃもの機嫌を損ねたからなあ。天音がこぼした愚痴に元社長が反応。自分の失敗談を語り出すが、話が長くなるのにうんざりな繭がとっとと食べろと天音を促す。そこにしゃもがやって来て注文するが、元社長、自分語りに没頭して注文を聞かないから繭がそこに割り込んで注文を聞いてやれと諭す。しゃもはとりあえず味が戻ったナンプラーラーメンは気に入ってるみたいだが、そう言う事やってるとまた貧乏神の威力を思い知る事になるぞ、元社長。
さて、逃げた鼠の前に話に出ていた根津魅の影が。天界で鼠が増殖していると言うし、これが終盤のヤマになるのかな。