舞台探訪・君に届け・羽幌編
さて旭川空港に到着してレンタカーで夏のソラ美瑛探訪をした翌日、今度は同じ道北の羽幌に向かいました。但し広い北海道の事なので100km以上離れています。とても「同じ北関東のよしみでヨスガノソラの足利と日常の伊勢崎に行ってきました」と言う距離にはなりません。
留萌十字街から遠別行きの沿岸バスに乗って羽幌に向かいます。この日の為に前日旭川駅前の道北バスの営業所で沿岸バスの「萌えっ子フリーきっぷ」を買っておきました。今年は3rd Seasonです。萌えっ子フリーきっぷが初めて出た時から気にはかけていたものが、その時から2年の年月を経て使える日が来ようとは。実は萌えっ子フリーきっぷの扱い店にとらのあなが書かれていたので前の週にとらのあなで買っておこうとしたら残念ながらとらのあなでは今シーズンのきっぷはもう売り切れ。そしてその時の経験で下手に「萌えっ子フリーきっぷ」と正式名称で呼ぶと売る方の意識にその存在がないとちゃんと聞き取ってくれないと言うのが分かっていたので道北バスの営業所の窓口のおねいさんには「沿岸バスのフリー切符を下さい」と告げました。おかげでちゃんと主旨は伝わった。主旨はね。でも注文を明るい笑顔で受けたその窓口のおねいさんは萌えっ子フリーきっぷを取り出してこっちを見てあちゃーって顔をしました。こんな初老の人にこんな絵柄の切符を渡して良い物だろうか、そんな顔でw
使用日付欄に当日の日付を書いて、遠別行きのバスに乗車します。流石に沿岸バスの運転手にはちゃんと羞恥周知されていて降りる時に見せても何の問題もありませんでした。そもそも沿岸バスの関係する所(車内とか待合室とか)では至る所に萌えっ子フリーきっぷのポスターがあったし。ところでこの遠別行きのバス、乗客は私一人で留萌十字街を出発します。留萌駅の次のバス停辺りで漸く二人乗車して来て、その後もその人達が降りたり、途中からまた新しい乗客が乗ったりしたものの、どちらかと言うと羽幌までは私一人の乗車区間が長かった様な感じでした。帰りはそこまで少なくは無かったもののガラガラには違いなく、大丈夫か地方の公共交通。みんな、萌えっ子フリーきっぷを買って沿岸バスに乗りに行ってあげて。
君に届け舞台探訪の事前調査で二カ所の橋と海岸・神社・高校を予め選んでおきましたが、地図をチラと見た時には碁盤の目状の羽幌市街の周辺に散っているものの、何となく碁盤の目だとご町内の雰囲気だったので徒歩で回ろうかと(市街にはレンタサイクルはありません)一瞬思いましたが、街のスケールの誤読は丁度一年前の銚子のアマガミ舞台探訪で懲りているので同じスケールの東京を並べてみました。でか!大まかな羽幌高校から羽幌大橋までの距離って東京駅から御徒町駅くらいあるじゃない。それを片道歩くだけならまだしもその範囲をうろうろするなんて無理。
と言う訳でタクシーを使って市街外周にある朝日大橋と羽幌大橋を廻り、その後サンセットビーチまで行って、そこから残りは徒歩にする事にしました。地方の町で流しのタクシーを拾うと言うのは危険すぎるので(遭遇確率が極めて低い)、バスの運転手さんに沿岸タクシーはどこで乗れるのか聞いたら旧羽幌駅前の羽幌ターミナルではなく、本社ターミナルで降りたらそこにあると言うのでそこを起点にします。タクシーの運転手さんには何カ所か廻って写真を撮りたいと予め告げました。
と言う事でやっと本題ですがw、第4話とかで登場のS字状の橋、朝日大橋です。
ここまで来ると完全に街外れで近くに住宅はありません。遠くに見えるのが羽幌市街。
これは東南の橋詰めからの景色になります。
次に羽幌大橋に向かいますが、沿岸バスのサイトで紹介されていたもののここがどの話で出たのかは発見出来ていないです。何しろI期2クール、II期1クールで風景なんてチラとだけ出るので発掘が難しい。
このまっすぐの桁橋が羽幌大橋に該当するんじゃないかと言われていますが実物と見比べるとかなり苦しい。まあ君に届けは背景を徹底的に同じにする作品じゃないので。これは第17話。
水が流れていたら羽幌大橋より羽幌橋の方が雰囲気が近いかも。
そしてサンセットビーチに向かいます。タクシーはここまで。凡そ3,000円程かかりました。
サンセットビーチは二期の第11話の学校祭の打ち上げでカラオケの後に来た場所です。
北海道の海水浴シーズンは大体お盆までで、留萌振興区の海水浴場はどこもお盆を過ぎたら人がほとんど居なくなります(と思う。昔の経験では)。ましてやこの日は平日だし未だ11時前なので海水浴客が一人もいなくても不思議ではありません。それに帰りのバスから見たどこかの海水浴場(名前忘れた)では看板の取り外しをしていました。でも留萌振興区の海岸は北海道にしては対馬暖流のおかげで海水温は暖かい方でしかも日照時間も長い方なので海水浴には道内では適した地域です。
タクシーを降りてビーチを歩き出してから後悔が始まります。この日は朝方は涼しかったので上着を着て羽幌に来ましたが夏日手前まで温度が上がってあっと言う間にへたれ始めました。
それでも羽幌神社に到着すると神社は木々がこんもりして日陰をつくってくれるのでちょっと楽に。
そう言う訳で北幌神社のモデルになった羽幌神社です。第I期の最後(第24話と第25話)に爽子と風早がお参りに来た神社です。
羽幌神社から北幌高校のモデルになった羽幌高校へ向かいます。羽幌神社からは800m程です。実は遠別行き沿岸バスで羽幌市街に入った時にすぐに羽幌高校の目の前を走ったので下車もしていないの「羽幌高校なう」と呟いた地点です。
キミトドのアニメでは学校に近づく通学路で木陰の坂道がありましたが、羽幌高校の近くは海岸段丘上の羽幌市街にあって周囲は基本的に平らです。
校門は二期の第11話でこう言う場面がありますが、
実際はこうで、一期の時にこれと同じ方向の場面があった様ですが、未発見です。
羽幌から留萌に帰るバスから羽幌高校付近を動画撮影しました。
舞台探訪・君に届け・北幌高校(YouTube)
聞こえるかもしれませんが、恐ろしい事にバスの中はラジオの音声が大音量で流れています。地方のバスには普通の事なんでしょうか。
次はあの爽子がお岩さんをやった学校祭の仮装パレード(二期第10話)の審査ステージになった勤労青少年ホームへ向かいます。この距離は1.3km。だだっ広くて車の走っていない直線道路を歩いてこの辺りで暑さにやられ始めました。
そろそろお昼が近くなって来たので食べ物屋かコンビニを探してまたもうろうろしてここで体力が果てましたw
セイコーマートのコンビニでおにぎりを買って、羽幌ターミナルまでまた歩いて一息。ここは旧国鉄羽幌駅ですが、駅構内とか四半世紀の年月を経てもうほとんど痕跡がありません。羽幌ターミナルの待合室にたった一人で腰掛けて羽幌の案内図とかを見てバスを待ちました。
ちゃんとキミトドの紹介が入ってるじゃないですか。
しかも絵がうまいし。
ここからpdfが見られる模様。
【るもいfan】オロロンまっぷ
本当は存在するという爽子の家のモデルも探したかった所ですが、力尽きて羽幌ターミナルから留萌行きの沿岸バスに乗って帰路につきます。
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