Steins;Gate・第22話
最初のDメールをキャンセルしたらまゆりは助かるかも知れないが牧瀬紅莉栖は刺殺される。Dメールを送ったままにするのか、Dメールをキャンセルするのか、どちらの選択肢も許容出来ない倫太郎。紅莉栖を以てしてもこの二者選択から逃れる方法は見つからない。そうするうちにこの世界線での時間はどんどん経過して行く。
ラジ館の屋上に紅莉栖を探し出した倫太郎。ラジ館の屋上ってラジ館最後の開放日の納涼祭の時に開放したんだよね。こうなると行けなかったのが非常に悔やまれる。こんな感じだったのか見たかった。紅莉栖を探しているうちに倫太郎の白衣に出来た鉤裂き。紅莉栖がソーイングセットで繕ってくれる。紅莉栖は料理はアレだが裁縫は平均以上なのか。
多分これが紅莉栖と倫太郎が心を交わしたこの世界線の証。
行き詰まった倫太郎はまたもタイムリープして解を見出そうとするが紅莉栖はそれを押しとどめる。もう分かっているでしょうと。何度繰り返しても1%の壁は越えられない。そしてその度に倫太郎はまゆりが死ぬ場面を見る事になる。紅莉栖にも元の世界線で刺殺された微かな記憶が残っていた。倫太郎は微かではない明かな記憶でそれが毎回残るのだ。紅莉栖はそんな事を繰り返したら倫太郎の心が壊れてしまうと言う。だからもう元の世界線に戻そうと。倫太郎は既に麻痺しかけていた。何度も繰り返す事で。まるでゲームのリセットの様に。
紅莉栖が刺殺される世界線に戻るにあたり倫太郎は紅莉栖に告白。まゆりは妹みたいなものだが好きなのは紅莉栖と言う事か。
紅莉栖の返事は目を瞑ってと。そして二人はこの世界線に居る間に何度も確かめ合う。翌日の早暁、電車が動き出すまで。
これで倫太郎は誰にも話せない牧瀬紅莉栖の思い出をずっと持ち続けて生きる事になるのだ。
で、ここからがよく分からない。
ダルがどこからか「牧瀬紅莉栖が、何者かに刺殺されたらしい」と言う第1話で倫太郎が初めて送ったDメールのデータのダンプを見つける(正直、これはガラケーから出したメールのダンプには見えない。こんな形にはならない。Content-Transfer-Encoding: quoted-printableだなんて)。
これってもうさっきの世界線から移動していると言う事でいいんだろうか。あ、いや、倫太郎の白衣に繕いがある。じゃああのままなのか。ここで倫太郎は激しい演説を始め、データの消去を実行。
そこに飛び込んで来たのが紅莉栖。倫太郎に告白の返事をしようとするがそれが叶う前にリーディングシュタイナーが発動。世界線の大きな移動が起き、そこには紅莉栖は居らず(白衣の繕いも無い)、まゆりはラボメンNo.004の事を知らないと答える。倫太郎の勝利宣言の筈だったが、しかしそれは痛々しくまゆりは倫太郎がそんな無理をしなくていいんだよと言ってくれる。
ダイバージェンスメーターは1%を超えていないか?
ベータ世界線に移動したって事?
そしてそこに入った電話。
それは阿万音鈴羽だった。やっぱり「鈴さん」になった世界線とは違っている。そして鈴羽が言うには第三次世界大戦を止めて欲しいと言う。
なーんだ、第三次世界大戦か。
別にそれは放置でいいんじゃない?大した事じゃないからw
それにしてもよく分からんなあ。ダルが見つけて倫太郎が消したのは何なんだ。物は最初のDメールだがどこにあったんだ。まさか自分の携帯から消去するのにダンプなんかとらんだろうし、そんなのがキャンセルした事にならんだろうし。CERNにハックしてCERNが捕捉したデータを消去したとでも言うのか。どっちにしろ説明が全然足りないだろう。
で、マジ三次大戦なんかほっとけよ。大体どの国が世界大戦やるんだ。適当に経済が繋がっているものの独立性がまだ残っていた一次と二次の大戦期とは違って今や経済が直結している先進国間で大戦なんか起きようがないぞ。せいぜい中国がトチ狂った時くらいで、嘗ての米ソの様なイデオロギー対立でもなければ経済圏が別物でもない米中でそう易々とは大戦なんか出来るか。