猫神やおよろず・第1話
雰囲気がとても楽しくてイイ!こう言う作品は大好き。
悪さが過ぎて母神灯媛によって神力を制限されて高天原から人間界へ落とされた猫神の繭。人間界では八百万堂で暮らす事になった。一緒に居る古宮柚子って、高天原で一緒にいたのが化身したのかと思ったら、普通の人間で繭の氏子(by公式)だそうだ。最初は人間と思ってなかったので、八百万堂は高天原の経済支援を受けられないのかと思って見ていたが、普通に店を営んでいるんじゃなかなか大変だな。とうとう最後のお金にまで手を着けようとは。
そこに稲荷神の大宮道主命ことゴン太が飛び込んで来る。この時点で柚がまだ人間だとは思ってなかったのでゴン太の柚への恋慕は神様同士のものかと思ったら、ゴン太め、人間に恋慕しとるのか。まあ日本の神ならよくある事。
ゴン太によるとこの町に貧乏神が侵攻中で稲荷神軍団は防衛発動するのだそうだ。ものものしい防御陣を張る稲荷神軍団。こう言う時の橋ってのは何故か下路アーチ橋が似合うよね。
もっとも下路アーチ橋のおかげで繭を争って笹鳴とメイ子がアーチの上で争う事ができる。上路アーチじゃ全然さまにならない。笹鳴が婚約者とか言ったので一瞬繭は男神なのかと思ったが、親同士が勝手に勘違いしたのか。しかも婚約が天照大神の前だったので破棄できないとか。
ところが貧乏神は意外な方向から侵攻していた。レジで理不尽な対応をされたいらげ~やを討ち滅ぼし、丁度セールの買い物に来ていた柚に拾われて稲荷神軍団がひいた非常線と違う橋を渡って町の中に入っていた。そして貧乏神は八百万堂へ。
八百万堂に集まった神々が貧乏神との戦闘準備に入るが、柚はこんな小さな子をよってたかって追い出そうとする事に反対。そして意外な事実が判明する。天之狭霧神紗蒙ことしゃもは貧乏神でありしかも財物部一級査察官だった。みんなの様子を見るとかなりの上級神らしい。Wikipediaのキャラ説明を見たら「バブル経済のガス抜きのため、各地を巡回している。」って、いやあ、バブル経済のガス抜きはおろか、とっくの昔にそんな物は枯れ果てて、今や昭和の高度成長期の果実まで失い始めてますよ。
冒頭で書いた様に、楽しい雰囲気の作品なので毎週楽しみにしたい。
ちなみに繭が狂乱家族日記の凶華にダブって見えた。